CHAMP CAR

ウィル・パワーがグランプリ・オブ・ヒューストンのグリーン・フラッグをチャンプ・カー・ドライバーの先頭で切る

<Champ Car World Series>
アメリカで4番目に大きい都市であるヒューストンは渋滞によって混乱することで良く知れれているが、土曜日の午後のリライアント・パークにあるジャグフロー・スピードウエイは、レース・トラックというよりも夕方のラッシュ・アワーのようだった。この混乱の中で、セバスチャン・ブルデイ(#1マクドナルド・コスワース/DP01/ブリヂストン)は予選の最速タイムを記録するが、予選中の走行妨害でペナルティを受けてしまう。ポール・ポジションはチーム・オーストラリアのウィル・パワー(#5オージー・ヴィンヤーヅ・コスワース/DP01/ブリヂストン)の手に渡り、このオーストラリア人は57秒405のベスト・タイムで駆け抜けた。
セバスチャン・ブルデイは金曜日のセッションで最速タイムを記録し、フロント・ロー・スタートが確定しているため、2番手からのスタート。昨年、ブルデイはリライアント・パークで5番手から優勝を飾っている。
コース渋滞のきっかけはキャサリン・レッグ(#11デイル・コイン・レーシング・コスワース/DP01/ブリヂストン)が、セッションの序盤でレッド・フラッグを出したことで、彼女はターン4の立ち上がりでスピンを喫し、コースをふさいでしまった。数分後にグリーン・フラッグが振られると、ほぼ全員のドライバーが最速ラップを記録するためにコース・イン。ストリート・コースの幅は狭く、ウォールに囲まれていることに加え、コースが渋滞していたことで、多くのドライバーがマシンのポテンシャルどおりの予選タイムを、記録できなかったと感じていた。
コース上のすべてが渋滞していても、ドライバーたちはセッションを通じて終盤までタイムを更新し続け、ブルーノ・ジュンケイラ(#19サニーズBBQコスワース/DP01/ブリヂストン)がレッド・フラッグを出したことにより、レッド・フラッグのままチェッカード・フラッグとなってセッションが終了した。
ジャスティン・ウイルソン(#9CDWコスワース/DP01/ブリヂストン)は57秒533を記録し、セカンド・ローの内側の3番手からスタートする。このイギリス人と並んでスタートすることになったのは、ルーキーのニール・ヤニ(#21レッド・ブル・ガルフストリーム・コスワース/DP01/ブリヂストン)。彼はチャンプ・カーの予選セッションでの自己ベストを更新し、57秒753で4位に入った。
2005年のチャンピオンシップ・ランキング2位である、オリオール・セルビア(#3インデック・コスワース/DP01/ブリヂストン)は、前戦に続いてポール・トレイシーの代役を務め、57秒790のタイムで予選は5位に入り、短期間でDP01のドライビングを習得し続けている。セルビアの真後ろにはルーキーのグラハム・レイホール(#2メディ|ゾーン・コスワース/DP01/ブリヂストン)と、シモン・パジノウ(#15オージー・ヴィンヤーヅ・コスワース/DP01/ブリヂストン)がつけ、それぞれ6番手と7番手からグランプリ・オブ・ヒューストンのスタートを切ることになった。
ルーキーであるトリスタン・ゴメンディ(#22ペイ・バイ・タッチ・コスワース/DP01/ブリヂストン)は、PKVレーシングからトップ10入りした二人目のドライバーで、予選8位。マリオ・ドミンゲス(# 7テレメックス・コスワース/DP01/ブリヂストン)は、9番手からスタートする。ジュンケイラは10番手スタート。11番手からスタートすることになったアレックス・タグリアーニ(#8LXN2コスワース/DP01/ブリヂストン)もまた、コース・インのときに安全確認を怠ったため、彼のベストラップを失ってしまった。
ロベルト・モレノ(#29インペリアル・キャピタル・バンク・コスワース/DP01/ブリヂストン)は、2003年以来初めてのチャンプ・カーの出場が決まり、負傷欠場したアレックス・フィギーの穴を埋める。モレノはテスト・ドライバーとしてマイル以上を走行し、ニュー・マシンの開発をしてきた。このブラジル人はレース・ドライバーのオファーを受ける前は、パシフィック・コースト・モータースポーツのドライバー・コーチと、エンジニアリングについてのパイプ役を務めていた。
グランプリ・オブ・ヒューストンは現地時間午後2時、アメリカ東部時間午後3時からスタートし、ESPNで生中継される。レースファンはチャンプ・カー・ワールド・シリーズのオフィシャル・ウェブサイトwww.champcar.ws にあるレースディレクターを通じ、観戦が可能だ。
トップ3インタビュー
ウィル・パワー:「すごく嬉しいよ。確かにこのような形でポールを獲得するのは、あまりよくないけどね。セバスチャンは最速ラップを記録していて、僕たちもかなり良いラップだったんだけど、彼にブロックされてしまったんだ。僕も昨日ジャスティン・ウイルソンをブロックしたと判断されてベスト・タイムを失ったから、ルールは守らないといけないね。クルーのみんなが良いマシンに仕上げてくれて感謝している。後はこのレースで優勝するしかないね」
セバスチャン・ブルデイ:「僕は悪いことをしたとき、ちゃんと認めるタイプだけど、今回は何も間違ったことはしていないし、思い当たる節もないんだ。ウォーカーが抗議した理由で考えられることは、僕たちをポール・ポジションから引き摺り下ろすチャンスだと思ったからだよ。あのラップで彼らのマシンは速くなかったし、むしろ遅かった。別にわざとブロックしたとしても、結果が変わらなかったことに、彼らは気づいていないようだね。ただの仕返しみたいだよ。彼らは僕たちを上回ろうとすればできたはずだ。彼らが抗議してチャンプ・カーのルールが彼らの有利に働いてしまった。プロテストしたのは我々を倒せると思ったからだよ。あのラップは予選の結果に影響がなかったはずだったんだ」
ジャスティン・ウィルソン:「とても早いペースで進歩しているから嬉しいよ。この調子でうまくレースができるといいね。ロング・ビーチでは良いレースができたけど、ただスタートのグリッド位置が悪かった。中断からスタートすると、前に出るのはほんとうに難しいことなんだ。ヒューストンでは前のほうからスタートするから、明日はCDW のために良いレースをして、できれば表彰台、少なくてもトップの近くでフィニッシュしたいね」