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チャンプ・カー・ワールド・シリーズ 第2戦 ロング・ビーチ[初日]フォト&レポート

<US-RACING>

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初日のポール・ポジションを獲得したのは、開幕戦ウイナーのウィル・パワー。今日の予選で最大のライバルともいうべき3年連続チャンピオンのブルデイを抑え、記者会見では自信たっぷりの表情を見せる。3位にはルーキーのパジノウが入り、チャンプ・カーも世代交代が進みつつあると実感するに十分だった。今日の予選は、セッション開始17分にブルデイが叩き出した暫定トップ・タイムを、パワーが追いかける展開となった。パワーは残り6分となったところで、ブルデイのタイムを破るべくコースイン。ところがその1分後にマット・ハリデイがターン8でスピンを喫し、レッド・フラッグとなってしまう。このままセッションが終了してしまうかと思われたが、残り4分で再開となり、パワーはまっ先にコースへ飛び出した。コース上を13台が走り、クリアラップを獲ることが難しい中で迎えた最終ラップ。パワー渾身のアタックは、ブルデイのタイムをわずか0.050秒上回る1分7秒920をマークし、逆転で暫定ポールを勝ち取ったのだ。「マシンのバランスが取れていなかったから、レッド・タイヤではセバスチャン(ブルデイ)に勝てないと思ったんだ。だから2回目もブラック・タイヤで出た。それで良いタイムが出たね。マシンはいい感じになってきたよ」と話すパワー。ラスベガスに続き2戦連続のポールとなるのか、この若手ドライバーに熱い視線が注がれる。

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開幕戦ではトラブルやミスに泣かされたブルデイが、現在2連勝中のロング・ビーチで復活の兆しを見せたが、まさかの2位に終わった。午前のプラクティスでトップ・タイムを記録し、幸先のよいスタートを切ったブルデイは、予選開始11分にコース・イン。クリア・ラップを取るべくゆっくりとコースを周回し、アタックに出た5周目で1分7秒970を記録した。更なるタイム・アップを狙ったブルデイは、セッション再開後に再びコース・イン。クリアラップを狙って、いっせいにコースインしたマシンの後方に陣取り、スペースを取るためにまたも速度を落として周回した。しかし、今度はこのスロー走行があだとなってしまい、アタック・ラップに出る前に終了。暫定ポールをパワーに奪われることになった。なかなか波に乗れないブルデイは、「いいセッションだった思うよ。先週は最悪だったからね。今週こそしっかり走らなければいけないと思った。でも、最後はまたミスをしてしまったよね。だけど、また明日がんばるよ」とコメント。明日こそチャンピオンらしい走りが見られるだろうか。

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1分8秒200をマークしたシモン・パジノウは、ルーキーでただ一人トップ3に入る大活躍。昨年のアトランティックのレースでも4位に入っているため、このコースとは相性が良いようだ。「ブラック・タイヤで良いラップが出たんだ。1分8秒4だったよ。そのあとレッド・タイヤに履き換えてポールを狙ったんだけど、2周しか走れず、タイヤが思いどおりに温まらなかったね。だから1分8秒2でしか走れなかった。まぁ、これは良いラップだったけど、まだタイヤに余裕があったんだ」と悔しそうに語るパジノウ。明日は全開アタックでポール獲得を狙いにいく。

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朝から快晴となったロング・ビーチ。午後から薄く雲が掛かるが、気温は20度から24度まで上昇する。汗ばむほどの暑さだったが、空気が乾燥しているため、先週のラスベガスほど暑くは感じなかった。コーナーを立ち上げって行くのはブルデイ。昨年はここロングビーチの開幕戦から4連勝を飾ったが、前戦のラスベガスでは苦しいシーズンの始まりとなった。

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今年で33回目を迎えるロング・ビーチ・グランプリ。スタンド席が8割ほど埋まってしまうほど大勢の観客が押し寄せ、初日から賑わいを見せていた。伝統のレースは注目度も高く、メディアも初日から大挙して訪れている。1975年にスタートし、今では西海岸最大のスポーツ・イベントとなったこの市街地レース。ロング・ビーチの街にしっかりと根付き、地元経済の活性化に大きく貢献している。

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飲料メーカーのムード・ブランド・エナジー・ソーダが、新たにチャンプ・カー・ファミリーの仲間入りすることが発表された。同社はオフィシャル・エナジー・ドリンクとしてアトランティック・シリーズをサポートするほか、フェイス・オブ・チャンプ・カーのオフィシャル・スポンサーとなる。フェイス・オブ・チャンプ・カーはロング・ビーチをはじめとして、ヒューストン、クリーブランド、エドモントン、サンノゼ、サーファーズ・パラダイスの6都市で開催されるミス・コンテスト。今年も最終戦で各都市の代表の中から総合優勝者を決める。