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チャンプ・カー・ワールド・シリーズ第14戦メキシコ・シティ【二日目】フォト&レポート

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逆転でポール・ポジションを獲得したのはウイルソン。昨日の暫定ポールを獲得したブルデイを0.185秒差で下した。前回のオーストラリアで負傷した手首に巻かれたプロテクターはまだ痛々しさを感じさせるが、高々とブリヂストン・ポール・アワードのフラッグを掲げてみせ、喜びを爆発させる。昨日の第一予選では再び手首を傷めてしまう場面も見られたが、つい2週間前に骨折したケガが嘘のようにウイルソンは好調だ。コース・レイアウトが変わったとはいえ、ここメキシコ・シティでは昨年もポールを獲得し、優勝している。ブルデイとオールメンディンガーの強さが際立つ今シーズン、ウイルソンも1勝を上げて現在ランキング3位。明日は相性の良いサーキットで好成績を出し、ポイント・ランキングで元チームメートのオールメンディンガーを上回り、2位を獲得したいところだ。

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前回、地元オーストラリアでシリーズ・デビューを飾ったブリスコー。なれないストリート・コースにてこずっていたようだが、メキシコのロード・コースでは相性が良いのか、今週末は上位に顔を出し、昨日の予選前プラクティスではトップ・タイムを出している。決勝グリッドも4番手を獲得した同郷のルーキー、ウィル・パワーの後方5番手という好位置につけ、上位進出を虎視眈々と狙っている。明日はなんとしても良い結果を出し、来シーズンのシート獲得に向けてアピールしたいところだ。ポール・ポジションを獲得したウイルソン続き、ブリスコーも5位とルースポートの2台がトップ5に入り、今シーズン安定した成績を収めているチームの好調さが伺える。この調子で行けば昨年の1-2フィニッシュの再現も夢ではないだろう。

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前回のサーファーズ・パラダイスで見事3年連続チャンピオン獲得という偉業を達成したセバスチャン・ブルデイとニューマン・ハースのクルーが、予選終了後にチャンピオンシップ・マシンとバンダービルト・カップを囲んだ記念撮影をおこなった。三本指をかざして嬉しそうに微笑みながら、和気藹々とポーズをとっているカットだが、ここまで撮影するまで結構時間がかかりました。ブリヂストン、コスワース、フォード、マクドナルドなど、スポンサー用の写真を撮り、その都度スタッフが入れ替わったりマシンの位置を変えたりしながら20〜30分はかかったのではないでしょうか。最後には雨が結構降ってきて、「早く切り上げないと、みんなずぶ濡れになっちゃうよ〜」と言って撮影スタッフに巻きを入れていたセバスチャン。ポール・ポジションこそウイルソンに持っていかれてしまったものの、終始上機嫌だったように思えます。ひょっとしたら今週末は宿敵(?)のトレイシーがいなかったからだったりして・・・。

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最終戦のメキシコでは毎年恒例となっているミス・チャンプ・カー・コンテストの“フェイス・オブ・チャンプ・カー”の最終選考会が金曜日の夜に開催され、ミス・チャンプ・カー・デンバーのローレン・ガードナー嬢が2006年度のグランプリに輝いた。2006年はロング・ビーチ、ヒューストン、クリーブランド、トロント、エドモントン、サンノゼ、デンバー、そして前回のサーファーズ・パラダイスでそれぞれコンテストが開かれ、各イベントから8名の代表が選出されていた。そのなかから見事に栄冠を受賞した彼女は、2007年のチャンプ・カー・ワールド・シリーズで5つ以上のイベントに登場する予定で、まさにチャンプ・カーの顔としてその美しい姿を披露する。ちなみにこのコンテストは、レース・シリーズのグリッド・ガール・コンテストとしては今のところ世界最大規模ということらしいが、来年から新たにヨーロッパやアジアでもシリーズが開催されることで、その範囲はさらに広がるに違いない。