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チャンプ・カー・ワールド・シリーズ第13戦オーストラリア【二日目】フォト&レポート

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午前のプラクティス終了後ににわか雨が降り、路面に残っていたラバーが流されてしまった午後の最終予選開始。昨日のトップだったパワーは残り3分でこの日3番目のタイムを叩きだしたが、ブルデイはクラッシュで、オールメンディンガーは赤旗でタイムが抹消されたことにより、オーストラリアン・ルーキーは最終予選でも見事トップタイムをマーク。地元のレースで、ルーキーがポールポジションを獲得するのは並大抵のことではない。初日、二日目と堂々のトップタイムを記録したパワーの実力は、チームと共に確実に向上している。チーム・オーストラリアにとっても初のポール・ポジションとなり、チーム・オーナー、クルー達の喜びようもすごかった。ポールポジションが決まった瞬間、チーム・オーナー、チームクルー達は互いに握手し、ピットに戻ってきたパワーを地元のファンと共に歓声と拍手で迎え、喜びを分かち合っていた。

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ブルデイは午前のプラクティスでトップスリーに入ることができず、4位でプラクティスを終えた。午後の予選ではトップ争いをする間もなく、予選中に珍しくクラッシュを喫してしまう。ターン1のシケインに進入したブルデイは、二つ目のカーブで右のタイヤが浮き上がり、タイヤセットに乗り上げるとハンドルを右に切ることができずに直進。左側のタイヤバリアにマシンの左タイヤから接触してしまった。このクラッシュでレッド・フラッグが振られ、ブルデイのこのセッションでのトップタイムは剥奪。2番目のタイムが適用されることになった。しかし、初日の予選でブルデイが記録したタイムを更新したドライバーは、この最終予選で現れなかったので、ブルデイは予選2位。明日のレースでは9位でフィニッシュすれば、チャンピオンが決定する。「明日はウイルとポール、ブルーノ達とスタートするけど、僕が思うにみんな経験豊富だし、スタートの時はスマートにその状況を迎えることを願いたいね」と語っていたブルデイ。スタートでクラッシュしてしまえば、オールメンディンガーの順位よって、チャンピオンは最終戦に持ち越されることになるかもしれない。昨年同様、このサーファーズ・パラダイスで3年連続チャンピオンを決めることができるか?

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昨日はクラッシュで予選を走ることができなかったトレイシーは、みごと挽回して立て続けにタイムを更新。ベテランならではの底力を見せつけた。今日のインタビューで記者から、「いつもトロントのホームタウンで戦っているポール(トレイシー)、ウイル(パワー)にアドバイスをお願いします」と頼まれると、トレイシーは「どのレースでも、いつもすごいプレッシャーだったよ」と本音をぶちまけた。「プレッシャーが高いとより危険だし、ファンのためにいいところを見せたいとも思うからね。彼はここに住んでいるわけで、スポンサーも地元だから大勢いる。メディアも多い。オーストラリアのファンは、カナダのファンよりも熱烈だよ。カナダのファンはビール飲んで寝ちゃうけど、ここのファンはビール飲んで戦うのが好きだからね。ウイルが良く走れるように、彼らはもっとプレッシャーをかけるんじゃない?」

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チャンピオンの可能性が残っているオールメンディンガーは、午前のプラクティスでトップタイムを記録。これまでのプラクティスで総合トップとなった。しかし午後に行われた予選では、暫定トップに立つもその1秒前にレッド・フラッグが振られていたため、タイムを抹消することに。結局7位に終わってしまった。この週末、来季NASCAR行きが噂されているオールメンディンガー。レースの前にフォーサイスが5年契約を結ぼうとしたが、オールメンディンガーはNASCAR行きを希望しているようで、サインはしなかったという。今年のクラフツマン・トラック・シリーズにトヨタ・エンジンを使用するチームからスポット参戦しているオールメンディンガーは、来年からネクステル・カップにステップアップするトヨタに気に入られているという。チャンプ・カーにとって重要なアメリカン・スターの流出は、もはや避けられないのか?

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朝から曇り空となったサーファーズ・パラダイスは、いまにも雨が降り出しそうな中で午前のプラクティスがスタート。この時点で気温は22度と過ごしやすい気候だった。しかし、プラクティス終了後、心配されていた雨が突然降り出した。少し強めに降った雨は直ぐに止んだが、路面のラバーを流すには十分な雨だった。時折、太陽の光が雲の合間から差すようになり、最終予選前の15分間のプラクティス時に路面は完全にドライコンディションとなる。気温も予選中に29度まで上昇し、雨も振った影響で蒸し暑くなった。昨日は、このサーキットに65