CHAMP CAR

チャンプ・カー・ワールド・シリーズ 第7戦 ラグナ・セカ【二日目】レポート

<US-RACING>
■ジョルダインが失格でカーパンティエがポール

二日目も快晴となったラグナ・セカ。午前10時から始まった午前中のプラクティスで、序盤はセルビアとドミンゲスがトップ・タイムを交互に更新し、そこにトレイシーやジョルダインが加わってどんどんトップが変わって行く。30分が経過した時点でのトップ3はドミンゲス、ハバーフェルド、ジョルダイン。だがその1分後、昨日の予選トップだったジュンケイラがトップに上がってきた。

カマシアスのスピンや、タグリアーニのコースオフなどでレッドフラッグが連発し、モレノもターン6でタイヤバリアに追突。それぞれは8分間ペナルティを受けることになる。残り10分でグリーンフラッグとなったセッションで、午前11時11分にボウデイがトップに浮上し、翌周さらにタイムを更新してきた。11時15分、ジョルダインがコースアウトしてチェッカーとレッドフラッグが一緒に出され、セッションが終了。ボウデイの記録した70.467秒がトップタイムだが、まだ昨日の予選タイムには及んでいない。2番手ジュンケイラでニューマン/ハースのワンツー、3番手にドミンゲスと続いた。

■ジョルダインがトップタイムを記録するも、違反によりカーパンティエがトップ

引き続きカリフォルニアらしい青空に恵まれた午後のラグナ・セカ。気温は21度とすごしやすく、ベストコンディションとなった。セッションを前にPKレーシングが次戦のポートランドよりマックス・パピスを起用すると発表。今回から参戦しているハータとの契約も継続し、残りのシーズンを2カー体制で戦うことになる。パピスといえば2001年の雨のポートランドを制覇したこともあり、ベテラン二人の組み合わせが楽しみだ。

午後1時45分に予選前最後の調整となるプラクティスがスタート、10分間のセッションでジョルダイン、カーパンティエ、ハバーフェルドがトップ3に入る。さらに10分間のインターバルを置いて午後2時5分に最終予選がスタートし、前戦の初優勝で勢いに乗るジョルダインが真っ先にコースへと飛び出していった。そのあとをバッサー、タグリアーニ、ボスらが追い、開始早々から半分近くのマシンがアタックに入る。

開始から6分後、好調なジョルダインがこの日初めて69秒台に突入する69.770秒をマーク。すぐにタイムを更新して69.546秒まで上げてきた。ここからしばらくタイムの更新はなく、セもうすぐ30分が経過しようとしていた午後2時34分、昨日の予選トップであるジュンケイラも69秒台をマーク。だが69.868秒と依然ジョルダインには届いていない。残り時間が5分を切った時点で、トップ5はジョルダイン、ジュンケイラ、トレイシー、カーパンティエ、ハバーフェルドだ。

残り2分、絶好調のジョルダインは69.530秒までタイムをアップ。カーパンティも69.575秒までタイムを上げてチェッカードフラッグとなった。最後になって見せ場を作った二人を含む、3人が69秒台に突入して最終予選が終了。ジョルダインの予選トップタイムは、昨年のダ・マッタのポールポジションタイムである69.473秒とほとんど変わらなかった。2連覇を狙うジョルダインにとってうれしいポール獲得となるはずだったが、なんと車検で最低重量が約2.7キロ足らずにベストタイム剥奪。カーパンティエがトップとなり、ジョルダインは金曜日の予選タイムが採用されて13番手までダウンしてしまった。