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CARTチャンピオンシップ・シリーズ 第17戦 ゲートウェイ【予選】レポート

<US-RACING>
相変わらず快晴のゲートウエイ・インターナショナル・レースウエイは、雲ひとつない青空が広がっている。昼過ぎになって気温も24度まで上昇し、絶好のコンディションの中で午後1時30分に予選が始まった。オーバルによる予選は1台ずつのシングルカークオリファイで、プラクティスの総合タイムが遅かった順からスタートする。

オーバルの多い序盤に休戦していた中野は、今回が6回目のシングルカークオリファイで、3番目にスタート。2周のウォームアップラップのあとにタイム計測を2周行い、26.608秒のタイムを記録した。

第14戦のロード、第15戦のストリートと連続ポールポジションを獲得していたフランキッティは、今回奮わず7番目のスタートとなる。だが、それまでに記録していた26.023秒のプラクティスタイムよりも0.5秒以上速い、25.514秒をマーク。この時点でトップに躍進した。

その後バロンが26秒を切る25.943秒を記録するが、フィッティパルディ、セルビアとプラクティスで25秒台に入っていたドライバーが、予選は26秒を切れず。しかし次に登場したトレイシーは、2周目にプラクティスタイム(25.857秒)を上回る25.500秒を記録し、チームメイトのフランキッティを押しのけてトップへ。

97年ウイナーのトレイシーの次は、昨年の優勝者であるアンドレッティがコースイン。25.932秒を記録してこの時点で3位、今年は一度もポールポジションを獲得できない。毎回オーバルのスタート後にジャンプアップを決めるアンドレッティにとって、予選はそれほど重要ではないのか、昨年も11位からのスタートだった。

ちょうど折り返し点となる13番目にスタートしたのはグージェルミンで、25.713秒を記録してアンドレッティを凌ぐが、予選終了後の車検で最低重量違反が見つかり、タイムを剥奪。一番始めにアタックして、車高違反でタイムを失っていたガルシアJRが25位、グージェルミンが24位という結果に。

昨日までSSTエンジンを使用していたトヨタ勢は、全員が朝のプラクティスからレギュラーのRV8Eエンジンを使用。そのエンジンを搭載したローラを駆り、今シーズンいっぱいでチップ・ガナッシを離れる事が決まっているバッサーがプラクティスのタイムを大幅に上回る25.368秒をマーク、暫定トップに踊り出る。 このあとモレノ、タグリアーニ、カーパンティエ、カナーン、フェルナンデスと続き、当然のように全員が25秒台に入れる。最後から6番目のアタックとなるのは前戦のウイナーで、昨年のゲートウエイ2位のカストロネベス。だが25.671秒とプラクティスタイムを上回ることができず9位に終ってしまった。

カストロネベスの次は今シーズンの緒戦、1.5マイルオーバルのホームステッドでポールを獲得していたド・フェランだが、コーナー立ちあがりでコントロールを失い、マシンが大きくスライド。なんとか立てなおす事ができたド・フェランだが25.816秒が精一杯で、13位と大きく出遅れてしまったポイントリーダー。

続いて登場したルーキーオブザイヤーのランキング・トップ、ブレックも25.799秒と不発。ラスト3はシカゴのショートオーバルで初優勝したダ・マッタだったが25.679秒で10位。次はいよいよ、この時点での暫定トップであるバッサーのチームメイト、今シーズンのオーバルで4回ポールを獲得しているモントーヤがコースイン開始。 アタック開始後、1周目ですでに25.353秒を記録してバッサーを上回ったモントーヤ。最後はそのモントーヤよりも速い25.312秒のタイムをプラクティスで記録していたパピスがアタックしたが、突然アンダーステアに見舞われ、まさかの25.884秒でチェッカー。この時点でモントーヤの今年最多となる6回目のポールポジションが確定した。

第15戦のバンクーバーはグリーンがワンツー、前戦のラグナ・セカではペンスキーのワンツーとなり、今回はチップ・ガナッシ・レーシングの今季初のワンツー。トヨタにとっては参戦以来初めてのフロントロー制覇であり、7回目のポールポジションである(そのうちの6回がモントーヤということだ)。2列目にはチーム・クール・グリーンの2台のホンダが入り、5位にフォード、6位にメルセデスという結果になった。

チャンピオンを獲った昨シーズンと対照的に、不運が続いているモントーヤの今シーズン。第12戦シカゴからメカニカルトラブルで4戦連続リタイア、前戦もエアジャッキのトラブルで順位を大きく落としたモントーヤは、メカニカルトラブルさえなければ今季3勝目はかなり濃厚と言えるだろう。だが、その行方は神のみぞ知る……。