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CARTチャンピオンシップ・シリーズ 第13戦 ミド-オハイオ【予選初日】レポート

<US-RACING>
午後2時30分、晴れ時々曇り、気温29度のコンディションで始まった第1回目の予選。前回のロードorストリートコースの予選結果(第10戦トロント)をもとに2つのグループに分けられ、遅かった方のグループがはじめにコースイン。開始早々マルケスがターン13でスピンしたために赤旗となり、セッションを中止させたとして8分間のピットストップペナルティを受ける。

30分のセッションのうち、3分の1にあたる10分が経過した時点でのトップはカーパンティエ(68.526秒)。以下ブランデル(68.712秒)、バッサー(68.808秒)と続くが、その直後にパピスが67秒台に入れる67.901秒を記録してトップに浮上。パピスはすぐに67.693秒までアップしたが、終了4分前になってバッサーが67.413秒をマークしてトップ交代。しかしパピスは終了間際に67.018秒を叩き出し、見事逆転に成功してセッションが終了。

15分のインターバルをおいて始まった第2グループの予選。第1グループのスタート同様、今度はトレイシーがターン3でスピンを喫し、グラベルにスタックしたためにレッドフラッグ。8分間のペナルティが課せられる。

開始から15分が経過し、トップは朝のプラクティスでトップだったカストロネベスで、第1グループのパピスのタイムを1秒近く上回る66.037秒を記録。2位はやはりチームメイトのド・フェランで66.351秒。カストロネベスはその後65秒台までタイムを縮め、65.725秒をマークした。

終了5分前になってコースレコードホルダーのフランキッティが66.280秒で2位に上がったかと思えば、すぐに65.971秒に入れてタイムを更新。だが終了2分前にド・フェランがフランキッティの昨年のレコードとまったく同じ65.347秒を記録してトップに躍進。そしてカストロネベスも最後に65.362秒を出すがわずかに及ばず、ここでチェッカーフラッグ。

今回はド・フェランがトップでペンスキーのワンツーが達成され、3位はフランキッティが入ったことによりホンダ・レイナードがトップ3を獲得。以下フィッティパルディ(ローラ最上位)、ブレック、フェルナンデスのフォード勢が続き、モントーヤとダ・マッタのトヨタ勢がそのあとを追う展開となった。シカゴで好調だったメルセデスは10位のグージェルミンが最高。

唯一の日本人ドライバーである中野信治は、CARTにおける2度目のロードコースで、予選20位に終る。また、ミシガンの予選でクラッシュし、75Gの衝撃を受けた黒澤琢弥だが、未だ体調が回復しないために日本の専属医の診断を受けたところ、完治するまでに2ヶ月ほどを要する事が判明。チームの発表によれば、黒澤は今シーズンのCART参戦を見合わせ、来年の復帰を目指すという。

明日、第2回目のプラクティスは午前10時にスタートし、最終予選は午後1時45分からの予定。このままペンスキーの好調が続くだろうか。