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CARTチャンピオンシップ・シリーズ 第10戦 トロント【プラクティス2】レポート

<US-RACING>
昨日同様曇り時々晴れといった天候のトロントで、気温25度といったコンディションの中、午前10時に第2回目のプラクティスがスタート。予選に向けての最後の練習走行が始まった。

開始から20分が経過した時点で、好調なフィッティパルディが昨日自ら出したトップのプラクティスタイム、及び、フランキッティの予選トップタイムを上回る58.800秒を出す。そのあとにモントーヤ、アンドレッティとローラ勢が好調だが、その10分後にはカストロネベスが3位に上がって来た。

間もなく1時間が経過しようとしていた10時57分、トップのフィッティパルディがターン3でスピン。しかしエンジンを止めることなく、そのままピットへと向かう。だが開始から1時間たっても依然トップはこのフィッティパルディであり、2位には58秒台に入れてきたダ・マッタ(58.826秒)、3位にはアンドレッティと続くが未だ59秒台。

終了まで残り12分となったところでダ・マッタが58.693秒を出してトップに立ったかと思えば、その後同じトヨタエンジンを駆るモントーヤが58.198秒で逆転。同じローラシャシーのアンドレッティも58.533秒で2位に上がったが、セッション終了間際になってチームメイトのフィッティパルディが58.298秒でアンドレッティを上回り、2位に。

ローラがワンツースリーという結果になった予選だが、前戦のクリーブランドで不調だったモントーヤは、シカゴでのオープンテストの後にセブリングでテストを行い、シャシーの徹底的な見直し行った上でこのトロントに臨んでいた。これからモントーヤがまき返してくるのか、興味深い結果である。

エンジン別にはトヨタ、フォード、フォードと続き、4位にトレイシーのホンダ。トップ10にフォードが5台、トヨタが3台、ホンダが2台といった具合で、メルセデスの最高位はグージェルミンの12位。注目の最終予選は午後1時45分にスタートする。