CHAMP CAR

CARTチャンピオンシップ・シリーズ 第7戦 デトロイト【プラクティス2】レポート

<US-RACING>
デトロイトの昨日の予報では雨となっていたものの、朝からうすい曇がデトロイト を覆い、時折薄日が差すような天気となった。朝のうちは気温も21度と少し 肌寒かったが、すぐに28度付近まで上がり、湿度を伴う暑さを感じる。

第7戦2日目、2回目のプラクティスがスタートしたのは午前10時、昨日同様全車に よるプラクティスが始まった。開始早々ロベルト・モレノがコース上でストップした ためレッドフラッグ。オフィシャルに牽引されてピットまで戻ることになる。

また、昨日の予選でタイヤウォールに激しくヒットしたケニー・ブレックはターン8で 壁を擦るなど、今日もアグレッシブな走りを披露。20分が経過した時点での順位は、 モントーヤ(74.733秒)、カストロネベス(74.935秒)、ブレック(75.009秒)。

開始から30分が過ぎようとしていた午前10時28分、カストロネベスが74.427秒で トップへ。また、昨日暫定ポールを獲得したパピスも74.731秒で2位に上がり、 3位のモントーヤのタイムは変わらず。

そのモントーヤが午前10時48分にターン10と11の間で止まってしまったためにレッド フラッグで中断。オフィシャルによってピットまで牽引されることになる。50分が 経過したこの時点でのトップはカストロネベスでタイムは変わらず。2位には昨年の デトロイトの覇者フランキッティ(74.653秒)、3位はパピスといった具合である。

11時15分のセッション終了まで残り13分となったところでジョルダインJRがターン6 でスピンし、後ろからタイヤバリアへ。このため再度レッドフラッグとなり、グリーン となったのは午前11時8分。だが残り5分の時点でもタイムは変わらず、このまま チェッカードフラッグかと思われたその矢先、11時12分にモントーヤが昨日の パピスのタイムを上回る73.242秒を叩き出してトップへ踊り出る。

その直後、最後のアタックに出ていたカストロネベスがターン5でコースアウトした ために11時14分でチェッカー。モントーヤ(トヨタ&ローラ)がストリートコース でも好調さをアピールし、2位にカストロネベス、3位にはダ・マッタとトヨタ勢が 上位に進出。メルセデスはカナーンが6位と調子を上げてきた。

最終予選は午後1時45分から行われる。前回のロングビーチは終了間際に大逆転劇 となり、ド・フェランがトップとなったが、そのロングビーチに続く今年2回目の ストリートコースで、果たしてポールは誰の頭上に輝くか。