＜US-RACING＞
こんな結果を誰が予測しただろうか？56年目のセブリングは、大本命のLMP1クラス、アウディとプジョーがトラブルで大きく後退し、LMP2クラスの7号車ペンスキー･ポルシェが栄光のトップ･チェッカーを受けた。LMP2クラスがセブリングを制するのは、なんと史上初めての快挙となる。今日は常にバトルを強いられていたペンスキー。レース序盤はアキュラ勢のアンドレッティ･グリーン･レーシング、中盤は同じポルシェ勢のダイソン･レーシング、そしてフィニッシュまではアキュラ勢のフェルナンデス･レーシングと、一瞬たりとも気が抜けない消耗戦だった。最後は見事にライバルを振り切ってのチェッカー。ペンスキーの速さはもちろん、なにより信頼性でライバルに勝っていたことが今日の勝利を引き寄せた。アンカー･ドライバーのロメイン･ディマスがピットに戻ると、真っ先にチームメイトのティモ･バーンハードとエマニュエル･コラッドが駆けつけ、勝利の喜びを分かち合った。「ほんとうにすばらしい結果になったね。僕自身、2