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ニューマシン、アキュラ ARX-01bが素晴らしいスピードを披露

<Honda>
“C.フィッティパルディ、S.シャープがアキュラのドライバーとして新たに参戦”
 3月15日に行われるアメリカン・ルマン・シリーズ開幕戦、第56回セブリング12時間レースに向けたテストが開始され、アキュラ ARX-01bは初走行を披露した。
 LMP2クラスにおける昨シーズンのセブリング覇者、#26 XMサテライトラジオ・アキュラチーム(アンドレッティ・グリーン・レーシング)は、ブライアン・ハータ/クリスチャン・フィッティパルディ組が、17のコーナーを配す3.7マイルのサーキットで素晴らしいスピードを見せた。長年にわたりオープンホイールのスターに君臨していたフィッティパルディは、今季アンドレッティ・グリーン・レーシングに移籍し、昨シーズンのシリーズチャンピオンであるペンスキー・レーシング・ポルシェに匹敵するスピードを早い段階で証明した。また、ハータは3日間に及んだテストでLMP2クラスではトップとなる127.413マイルを記録した。
 アキュラのニュードライバー、IndyCarシリーズのベテランでもあるスコット・シャープは、デイビッド・ブラバム、ステファン・ヨハンソンとトリオを組み、ニューマシン#9 パトロン・スピリッツ・アキュラARX-01bで126.139マイルをマークした。シャープは14年間のオープンホイールレース参戦前に、スポーツカーでレースキャリアをスタートさせた。ブラバムとシャープが全12戦のアメリカン・ルマン・シリーズでレギュラードライバーを務め、ヨハンソンはセブリングとアトランタを走る。
 人気のあるロウズ・フェルナンデスチームは、昨年のローラ・シャシーから新た
にアキュラ ARX-01bシャシーに変更した#15 ロウズ・アキュラで参戦する。ベテランのエイドリアン・フェルナンデス/ルイス・ディアス組はニューマシンでの初走行で125.877マイルを記録した。2台のペンスキー・ポルシェのドライバー、ティモ・バーンハード/ロマン・デュマとサーシャ・マーセン/パトリック・ロングは、それぞれベストスピード127.330マイルと126.599をマークし、変わらぬスピードを披露した。
 アキュラは火曜日、2008年シーズンに4台目のアキュラ ARX-01bマシンを加えることを発表した。Indy500の覇者であり、2度のチャンプカーチャンピオンのジル・ド・フェランが引退を撤回し、ド・フェラン・モータースポーツのオーナー兼ドライバーとして参戦する。最近までHondaのF1チームでスポーティングディレクターを務めたド・フェランは、ベテランのレーシング経営者であるジョン・アンダーソンにチームのマネージメントを託した。昨年、アンダーソンはチームマネージャーとして、ダリオ・フランキッティのIndy500とIndyCarシリーズ勝利に貢献した。ド・フェランの新チームはセカンドドライバーとスポンサーを近く発表し、アメリカン・ルマン・シリーズ中盤戦前からの参戦を予定している。
 開幕迫る2008年シーズンに向けてのアキュラ3チームのテスト走行は2月に引き続き行われる。今シーズンのアメリカン・ルマン・シリーズは3月15日のセブリング12時間レースで開幕し、その後、4月5日のセント・ピーターズバーグでのアキュラ・スポーツカー・チャレンジ、4月19日のロングビーチグランプリと続く。

■ロウズ・フェルナンデス・レーシング
エイドリアン・フェルナンデス(Adrian Fernandez)
「我々は新しいマシンで最初のテストをクリアでき、安心している。多くの可能性を秘め、テストの結果から自信をつかんだ。マシンは確実によい方向に調整されており、アキュラとニック・ワースの仕事にとても刺激を受けている」
ルイス・ディアス(Luis Diaz)
「新しいマシンでよい経験をすることができた。チームは素晴らしいマシンの調整をしてくれた。マシンは去年に比べ、明らかにブレーキの安定性、天候の変化に対する柔軟性が向上している。アキュラの3チームは、ニューマシンをより速くさせるために一丸となっている」
■アンドレッティ・グリーン・レーシング
クリスチャン・フィッティパルディ(Christian Fittipaldi)
「XMアキュラのようなマシンをドライブできることを幸せに思う。セブリングは、様々なG(重力)のかかるサーキットで我々のマシンにとって難しいが、再びそのようなスピードレベルのレースができるのはエキサイティングだ。テスト走行中、メカニカルトラブルがあったが、これからチームで対処していく。まだマシンに慣れている段階だ。ブライアン(・ハータ)はこのマシンを1年ドライブしていて、1周以内でマシンをどう変えるべきか判断できる。まだマシンを把握する段階だが、セブリングのレースに向けて準備はできている」
ブライアン・ハータ(Bryan Herta)
「我々のニューマシンは可能性を秘めている。何度かマシントラブルがあり、今週のテストで互角の走りはできなかった。その課題に対処したい。セブリングのトラックは1セッション毎に大きく変化するため、予測が難しい。今週の我々の課題は、1日を通して継続したコンスタントな走りをすることだった。わずかな修正をした際のマシンの予測が難しかったが、トラブルにどう対処するかを見極めるのがテストであり、来月またテストを行ってマシンを調整していく。そしてレース開幕を迎える」
■パトロン・ハイクロフト・レーシング
スコット・シャープ(Scott Sharp)
「若くてハングリーなパトロン・ハイクロフト・レーシングチームの一員であることをとても嬉しく思う。デイビッドとステファンとは素晴らしいチームワークで、スタッフともとてもよくコミュニケーションがとれており、サーキットを走るたびにマシンは向上している。今までドライブした中でベストなマシンだ。初めてマシンに乗った時、アキュラの技術がいかに素晴らしいかを悟った。アキュラのダウンフォースレベル、ハンドリング、システムに圧倒させられた。格段に優秀なマシンだ。」
デイビッド・ブラバム(David Brabham)
「とても建設的なテストだった。スタッフは様々なセットアップを試み、マシンに乗るたびに好感触をもった。また、去年の初戦前のコンディションを上回っており、12時間レースに向けて準備は万全だ。チームはとても結束が強く、それをレースで証明したい。」
ステファン・ヨハンソン(Stefan Johansson)
「今週、あまり長距離を走らなかったが、マシンの感触はよかった。我々はレースに向けてよい状況にいる。」