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アンドレッティ・グリーン・レーシングがLMP2クラスの3位表彰台を獲得

<Honda>

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アメリカン・ルマン・シリーズ第9戦モスポート
■開催日   : 8月26日(日)
■開催地   : カナダ・オンタリオ州ボーマンビル
■サーキット : モスポート・インターナショナル・レースウェイ
■コース全長 : 3.9km
 アメリカン・ルマン・シリーズ第9戦のモスポート・グランプリで、#26 XMサテライトラジオ・アキュラARX-01を駆るマリーノ・フランキッティ/ブライアン・ハータ組(アンドレッティ・グリーン・レーシング)が素晴らしい走りを見せた。ヒューストンに次ぐシーズン2勝目を狙うフランキッティとハータは、シリーズを席巻するペンスキー・ポルシェに対しロードコースであるモスポート・インターナショナル・レースウェイの序盤2.45マイルで見事な追撃を見せた。フランキッティとハータは、ペンスキーチームのマシンと接近戦を繰り広げながら、2時間45分に及ぶレースを闘い、最終的にLMP2クラス3位でゴールした。レースは、ティモ・ベルンハルト/ロマン・デュマ組(ペンスキー・ポルシェ)の勝利により、ペンスキー・ポルシェは7戦連続優勝を飾った。

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 スタート時、フランキッティは前を走るロマン・デュマと1時間にわたり接近戦を繰り広げたが、電気系のトラブルによってペンスキー・チーム追撃のチャンスを逸した。フランキッティのマシンはダッシュボードを破損し、トラクションコントロール、エンジン回転数とシフトタイミングが表示されない状態となった。しかしながら、フランキッティとハータはペンスキー・ポルシェの2台に次ぐ3位表彰台を獲得する走りを見せた。

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 #15 ロウズ・フェルナンデス・ローラB06/40は終盤まで3番手を走行していたが、他車との接触がルイス・ディアス/エイドリアン・フェルナンデス組の猛追を阻んだ。接触時に壊れた他車の部品がマシンのフロントウイングにスタックし、ハンドリングが悪くなる結果となった。ピットストップ時に、クルーがその破損部品を取り除き、フェルナンデスは8番手からLMP2クラス6位に浮上しゴールした。

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 最も苦しい展開となったのは#9 ハイクロフト・レーシングのステファン・ヨハンソン/デイビッド・ブラバム組だった。ライムロックとロードアメリカでの表彰台から、ベテランペアはペンスキー・ポルシェとアンドレッティ・グリーン・レーシングとのモスポートでの戦いに準備を整えていた。総合2番手を走っていたが、かつてのF1スターでありルマンを制したヨハンソンは、後続のGT-2ポルシェに第2コーナーで接触された。ヨハンソンはマシンをなんとかピットに戻すことはできたものの、リアサスペンションのダメージが深刻でその後のレース続行は不可能だった。最終的にリタイアであったが、ヨハンソンとブラバムは、現在LMP2クラスのポイントで3番手につけている。
 第10戦は、9月1日(土)にミシガン州デトロイトで開催される。

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■アンドレッティ・グリーン・レーシング:LMP2クラス3位(総合5位)
ブライアン・ハータ(Bryan Herta)
「また表彰台に上がれたことは今後のレースへの弾みにもなり、とてもうれしい。電気系のトラブルがあり、それに伴いペナルティーも科せられたが、マリーノ(フランキッティ)はレース序盤で先頭集団と共に走る素晴らしいレースをしてくれた。トラブルがあったにもかかわらず、終盤も同じペースもしくはそれ以上の走りができていた。このレースではよい面を十分に出すことができた。あらかじめコースでテスト走行ができることはとても重要であり、それがチームにとって鍵となっている。この新しい車をテストする時間がもう少し必要だ。我々はダッシュボードの表示を失っていたが、より速い走りを可能にする何かが欠けていた。しかし、全体として、マシン、スタッフ、そしてスピードには満足している。来週のデトロイトでは更に期待が持てるマシンの仕上がりになるだろう」
マリーノ・フランキッティ(Marino Franchitti)
「今日のXMアキュラは最高だった。ペンスキー・ポルシェに対する対策が採れていたと思う。しかし、電気系のトラブルにより、立て直しに数周を要してしまった。ダッシュボードの表示が失われていたにもかかわらず、(ロマン・)デュマに対し一貫した走りをしていた。我々のマシンはより速かったが、実際に追い抜くことはとても難しかった。しかし、レース序盤で我々は可能性に賭けて攻めた。今日のシャシーは素晴らしく、アンドレッティ・グリーン・レーシングのスタッフは完璧な車に仕上げていた。トラブルに耐え、再び表彰台を獲得できたことはチームの努力の賜物だ。ブライアンの3位フィニッシュの懸命な走りを誇りに思う。新たな自信と共に来週のデトロイトに臨むことができる」

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■ロウズ・フェルナンデス・レーシング:LMP2クラス6位(総合8位)
エイドリアン・フェルナンデス(Adrian Fernandez)
「よいレースだったと思う。ウォームアップで生じたトラブルを修正し、レースでのマシンの仕上がりはとてもよかった。ルイスがよい走りをしてくれた後でハンドルを握り、ペンスキー・ポルシェの2台に次ぐ3位につけていた。しばらくの間順調かと思われたが、1台を追い抜く際、左のフェンダーがそのマシンに触れ、破損した部品がマシンにスタックした状態になった。その後、右に曲がれず大きな抵抗を受け、ピットインせざるを得なかった。オイル交換だけではなく、タイヤにかかった負担によりタイヤ交換をしなければならなかった。そのピットイン後、マシンは生き返ったが、時間のロスは挽回できなかった。少なくともマシンから部品を取り除くために10秒の時間を要した。アメリカン・ルマンのレースは難しく、接近戦が重要になる。今日のレースはそれを物語っており、ピットストップがレースを左右した。しかし、よいレースができ、パフォーマンスには満足している」
ルイス・ディアス(Luis Diaz)
「レース序盤、特に接近戦で消極的になっていた。ペンスキー・ポルシェとステファン(ヨハンソン)と共によいポジションにつけていた。マシンはとてもよく、快適な走りができていた。表彰台にふさわしいマシンの仕上がりだった。しかし不幸にも、他車の破損部品をマシンのフロントウイングで拾ってしまい、序盤の走りができなくなってしまった。その部品除去にピットで長い時間を要した。#6 ポルシェと競るレースができるマシンコンディションを持続させ、インディ・ライツでレース経験のあるデトロイトに臨みたい」

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■ハイクロフト・レーシング:リタイア
ステファン・ヨハンソン(Stefan Johansson)
「#73 ポルシェがインサイドポジションで第2コーナーに入り、通常プロトタイプのマシンがGTカーに対する走りと同様、アウトサイドからの追い越しをかけた。しかし、ポルシェがマシンの左後部に接触した。何が起こったのか分からなかった。かなり激しい接触を受けた。スタッフはリアサスペンションを修理しようとしたが、破損は激しくレースを続行することはできなかった。ペンスキー・ポルシェと競っていただけにとても残念だ。ハイクロフト・アキュラはとても力強いマシンであり、スタッフとアキュラにとっては辛抱所だ」
デイビッド・ブラバム(David Brabham)
「よいマシンだっただけに、ステファンとチームに対して申し訳なく思う。決勝レースで走る機会がなかったが、ステファンは堅実にラップを刻んでおり、ペンスキーチームと競るレースができたはずだった」