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ロウズ・フェルナンデス・レーシングがLMP2クラスの3位表彰台を獲得

<Honda>
アメリカン・ルマン・シリーズ第7戦ミッドオハイオ
■開催日   : 7月21日(土)
■開催地   : オハイオ州レキシントン
■サーキット : ミッドオハイオ・スポーツカー・コース
■コース全長 : 3.6km
 アキュラ・スポーツカー・チャレンジにおいて#15 ロウズ・フェルナンデス・ローラを駆るエイドリアン・フェルナンデス/ルイス・ディアス組が強豪のペンスキー・チームと闘い、見応えのあるレースを展開した。
 ミッドオハイオ・スポーツカー・コースでの2時間45分に及ぶレースにおいて、ペンスキー・チームが擁する2台のポルシェはLMP2クラスでの5連勝に挑んでいた。対して、#15 ロウズ・フェルナンデス・ローラB06/40は、レース終盤まで2台のポルシェとトップ争いを繰り広げた。
 3番手でスタートしたルイス・ディアス(ロウズ・フェルナンデス・レーシング)は素晴らしい出足を見せ、ピットストップ後、チームメイトのエイドリアン・フェルナンデス(ロウズ・フェルナンデス・レーシング)は5位でステアリングを託された。過去、ミッドオハイオにおけるスポーツカーとIndyCarシリーズで2度の優勝を誇るフェルナンデスは、3台のポルシェとアウディを抜き、89周目にトップを奪い、ポイントリーダーであるロマン・デュマ(ペンスキー・ポルシェ)と最後まで激しいバトルを繰り広げた。最後のピットストップで、フェルナンデスは燃料補給だけを行う賭けによりトップを守ったが、新しいタイヤを装着したペンスキー・チームの2台がレース残り20分で再びリードを奪い、2006年のミッドオハイオに続く1-2フィニッシュを再現し、ティモ・ベルンハルト/ロマン・デュマ組(ペンスキー・ポルシェ)が総合優勝を飾った。#15ロウズ・フェルナンデス・ローラはLMP2クラス3位、総合4位を獲得した。
 表彰台を目指していたステファン・ヨハンソン/デイビッド・ブラバム組の#9ハイクロフト・レーシング・アキュラARX-01は、ヨハンソンがレース序盤でリナルド・カペロの駆るアウディに後ろから追突され、一瞬にして表彰台への望みを絶たれた。ヨハンソンはコースに戻ることはできたが、2周遅れとなりLMP2クラス6位でフィニッシュした。
 マリーノ・フランキッティ/ブライアン・ハータ組の#26XMサテライトラジオ・アキュラARX-01は、多くのトラブルを抱え、レース終盤の他車との接触により4位争いから脱落した。これにより、アンドレッティ・グリーン・レーシングはLMP2クラス7位となった。
 土曜日のアキュラ・スポーツカー・チャレンジには、多くの一般の観客と共に、ミッドオハイオにあるHondaの工場から多くの関係者が観戦に訪れた。第8戦は、8月11日(土)にウィスコンシン州エルハートレイクで開催される。
■ロウズ・フェルナンデス・レーシング:LMP2クラス3位(総合4位)
ルイス・ディアス(Luis Diaz)
「個人的には忍耐強さが必要だったが、今日のロウズ・アキュラはとても良い仕上がりだった。レース中、何度かパスできるチャンスがあったが、辛抱して安定した走りを目指した。ミッドオハイオでの週末、マシンの調子は良く、コースとの相性も良かった。長い間、ポルシェとアウディと競っていたが、他のクラスの混戦に巻き込まれ、多くの場面で1列縦隊になる必要があった。しかし、エイドリアンは良いレース運びをしてくれたと思う。」
エイドリアン・フェルナンデス(Adrian Fernandez)
「我々は調子が良く、ポルシェとの戦いに全力を尽くしたが、最終的に勝利を逃した。ルイス(・ディアス)は力強い走り出しを見せた。私もライアン(・ブリスコー)と素晴らしい戦いをしたが、最終的にリードを奪われた。混戦が今回のレースでは鍵となった。我々は最後のピットストップでタイヤ交換をしないことに決め、勝利を目指したが思うようにはいかなかった。今シーズン初めてメカニカル・トラブルでリタイヤした前戦のライムロックでのレースから順調に立ち直り、チーム関係者をとても誇りに思う。我々はとにかくレースに勝つためにこのまま全力を尽くしていかなければならない。」
■ハイクロフト・レーシング:LMP2クラス6位(総合8位)
デイビッド・ブラバム(David Brabham)
「今回のようなレースとコースでは、常に接近戦がつきものだ。ステファン(・ヨハンソン)とリナルド(・カペロ)が絡んでスピンし、余分なオイル交換をしたことで完全に後れをとってしまった。とても残念なことだ。しかし、私はどれだけ我々のマシンが速いかを証明できたと思っている。周回遅れながらトップを抜き、最速ラップを記録した。我々はとても力強いマシンを持ちながら、練習走行ではやや力を発揮できなかったことが残念だが、いつものようにスタッフはレース本番に向けてマシンを調整してくれた。」
ステファン・ヨハンソン(Stefan Johansson)
「スタート時、アウディのリナルド(・カペロ)と何が起こったのか分からなかった。私は右にハンドルを切ろうとしたが、マシンは左に曲がる動きをみせたため、マシンに何かトラブルが起きたと感じた。明らかに、そこで抜くチャンスはなかっただけに、リナルドが何を考えていたのか分からない。その後、マシンに問題はなかったが、オイル交換によって後れをとった。全体として、ハイクロフト・レーシング・アキュラARX-01はとても良かった。表彰台を狙えるマシンだっただけに、早い段階での2周遅れは残念だった。デイビッド(・ブラバム)が示したようにマシンは素晴らしかった。ただ、今日はチームに運がなかった。」

■アンドレッティ・グリーン・レーシング:LMP2クラス7位(総合10位)
ブライアン・ハータ(Bryan Herta)
「XMサテライトラジオ・アキュラに関わる全ての関係者に申し訳なく思う。我々にとって良い週末にはならなかった。マシンのバランスはそれほど悪くはなかったが、現時点で、ライバルチームと並走できる総合的な速度面に課題がある。レース終盤、コーナーを時速20マイルで走っていた#12オレンジの車(LMP1クラス)に近づき、コーナーでそのマシンに並んだ。#20ガイ・スミス(ダイソン・レーシング)は果敢な走りで私のインサイドにポジションをとって接近戦を繰り広げたが、最後は私のマシンに追突する結果となった。」
マリーノ・フランキッティ(Marino Franchitti)
「スタートはとても混乱した。良い走り出しだったが、どこにもスペースがなかった。タイヤがぶつかり合う中、とにかくXMサテライトラジオ・アキュラがトラブルに巻き込まれないように注意した。ピットイン前にリードするグループに追いつき、4番手につけ、そのポジションを守っていた。ブライアンのペースは素晴らしかったが、不幸にも終盤で追突された。アンドレッティ・グリーン・レーシングが良い結果を残せなかったことは残念だ。アキュラのエンジンとシャシーは今週末とても良かった。しかし、結果が伴わなかった。次戦となるロードアメリカの4時間レースを楽しみにしている。」