[ウエイトコントロール - インディカー IRL -]
インディカーの最低重量は、クーラント、オイル込みでオーバル710kg、ロードコースで744kgと定められています。これにはドライバーと燃料が含まれないので、ドライバーの体重差によって不公平が生じることから、シーズン前の計量でドライバーの平均体重を算出し、計量時にその平均値より軽いドライバーのマシンに4.5キロのオモリを積む方法で、その不公平を緩和しようというレギュレーションになっています。そんなわけで武藤英紀選手は開幕前の計量時までに平均体重を上回り、開幕までにウエイトを絞ることで、少しでもアドバンテージを作るようチームから指示されたそうなのです。
しかし武藤英紀選手はアスリート。普通の人と違ってなかなか体重が増えないようで、かなり苦しそうにゴハンを詰め込んでいました。武藤選手のブログを読むと、目標の72キロをクリアしたそうですが、平均体重が上がっていないことを祈ります。なにしろ平均体重より重くなっていなければ、タダの太り損になってしまうのです。また心配なのは減量中の体調。体重が一気に減ると、風邪をひきやすくなるのが心配です。
しかしこのウエイトルール、なんか納得いきませんよね。平均より大幅に軽ければ問題ないし、逆に重くてもマシン重量は減らせない。どんなルールを作っても抜け穴はあるものですが、もう少し明確なほうが公平感があるかもしれませんね。
そうそう、計量と同時にプレスの写真撮影があるそうですが、それをしきりと気にする武藤選手。やっぱ写真はキリッと映りたいですよね。
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4コマの内容はフィクションです。
登場する団体・人物等は実際とは異なります。
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Illustration & TEXT by アラブルカ