NASCAR

猛暑の冠レースで“トヨタ・タンドラ”1−3−4位。戦2年目のD.ロイティマンがトヨタ従業員9000人の声援に応え初優勝

<TOYOTA>
NASCARクラフツマン・トラックシリーズ第16戦 Toyota Tundra 200
8月13日(土)米国東南部テネシー州ナッシュビルの、ナッシュビル・スーパースピードウェイで、NASCARクラフツマン・トラックシリーズ第16戦「Toyota Tundra 200」が行われた。
“トヨタ・タンドラ”の名を冠したこの大会で、決勝に先立ち午前11時から行われた予選では、M.スキナーがコースレコードをマークし今シーズン4度目となるポールポジションを獲得。これにチームメイトのB.レスター、B.ウィットが続き、“トヨタ・タンドラ”が予選トップ3を独占、好調ぶりを見せた。気温は39度と蒸し暑く、今にも雨の落ちそうな曇天の下、午後4時15分に1.33マイルを150周で行われる決勝レースがスタート。序盤は、ポールポジションのM.スキナーが首位を逃げ、後続を引き離す。まもなく、6番手スタートのD.ロイティマンが首位争いに浮上し、M.スキナーとのシーソーゲームとなった。
終盤には、トップ5を“トヨタ・タンドラ”が占める優勢でレースは展開。しかし、ゴール目前の146周目に、ドラマのクライマックスを告げるイエローコーション。
ラスト3周のデッドヒートは、D.ロイティマンが劇的な逆転で制し、トップでチェッカー。参戦2年目にして、自身初、そして“トヨタ・タンドラ”にとって今季3勝目となる優勝を果たした。これに3位でT.ボダインが続き、M.スキナーはこの日圧倒的にレースを支配しながらも、終盤ハンドリングに不調をきたし、4位でフィニッシュ。
“トヨタ・タンドラ”は、150周のうち、149周のリードラップを占め、1位、3位、4位フィニッシュという圧倒的な強さで、午後6時過ぎの遅い夕陽の中、グランドスタンドを赤一色のTシャツで埋めた、9000人余りの米国トヨタ各工場従業員の熱い声援に応えた。
次戦第17戦は、8月24日(水)テネシー州ブリストルの、ブリストル・モーター・スピードウェイでナイトレースとして行われる。
ドライバー D.ロイティマン:
「M.スキナーは本当に速かったが、最後まで諦めずに優勝を狙った。トヨタの冠レースで、多くの従業員の見守る中、初優勝を飾ることが出来たことは、本当に嬉しい。NASCARトラックシリーズに参戦して2シーズン目にしてやっと勝つことが出来たが、私にとっては、この初優勝までの期間はとても長く感じた。この厳しいレースで初優勝出来たことで、2勝目へ向けて自信が持てた。今後もトヨタと共にステップアップを図って行きたい」