IRLインディカー・シリーズ第14戦の決勝レースが9月12日(日)、米イリノイ州シカゴ近郊のシカゴランド・スピードウェイで行われた。2004年シーズンも終盤戦に突入。残り3戦のハイスピードバトルで雌雄を決することになる。
シカゴランド・スピードウェイは、2001年にオープンした真新しい1.5マイルのオーバルコース。シリーズ中最も接近戦が繰り広げられることで有名なハイスピードコースだ。IRLインディカー・シリーズ第14戦の決勝レースが9月12日(日)、米イリノイ州シカゴ近郊のシカゴランド・スピードウェイで行われた。2004年シーズンも終盤戦に突入。残り3戦のハイスピードバトルで雌雄を決することになる。
シカゴランド・スピードウェイは、2001年にオープンした真新しい1.5マイルのオーバルコース。シリーズ中最も接近戦が繰り広げられることで有名なハイスピードコースだ。
プラクティス初日の金曜日から晴天に恵まれたシカゴランドは、決勝日も朝から真っ青な空が広がる絶好のレース日和。気温26度、路面温度が43度まで上昇した午後1時前、200周300マイルのレースがスタートした。レースは序盤から抜きつ抜かれつの激しいバトルを展開。2戦連続でポールポジションからスタートしたH.カストロネベスと同僚のS.ホーニッシュJr.がスタートからライバル勢と共にトップ争いを繰り広げた。しかし、中盤からクラッシュが続出し、イエローコーションが計6回も出される荒れた展開となり、ピットストップのタイミングが首位争いを大きく左右することになった。終盤にはチップ・ガナッシの2台も一時首位争いに加わるが、トヨタ勢は惜しくも首位攻防戦に破れ、S.ホーニッシュJr.が最上位の6位でフィニッシュ。高木虎之介は、このレースでも、原因不明のスピード不足に悩まされ、13位でチェッカーフラッグをくぐった。
S.ホーニッシュ・Jr.(チーム・ペンスキー)のコメント:
フィニッシュ出来てホッとしている。レースは序盤から毎周にわたって激しいバトルが展開されたエキサイティングなものだった。クルマはレースを通じて集団の中でもハンドリングが良く、ピットストップではクルーが素晴らしい仕事をしてくれて、ピットインのタイミングも完璧だった。しかし、荒れた展開に巻き込まれることなく6位でゴールするのが精一杯だった。レースは楽しめたが非常にタフなものでもあった。残り2戦もハイスピードオーバルの戦いとなるが今から楽しみだ。
高木虎之介(モー・ナン・レーシング)のコメント:
土曜日に新しいエンジンに交換したものの、それが原因でマシンのバランスがおかしくなってしまったので予選後に再度エンジンを交換をしてレースに臨んだ。しかし、慢性化しているスピード不足を解消することはできなかった。それでも、イエローコーションが多発したことでピットインのタイミングをうまく利用出来、何とか1ラップ遅れの13位でフィニッシュ出来た。2004年のシーズンも残り2戦、苦しい戦いが続いているが可能な限り最善を尽くすつもりだ。
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