IRLインディカー・シリーズ第12戦の決勝レースが8月22日(日)、米コロラド州コロラドスプリングス近郊にあるパイクス・ピーク・インターナショナル・レースウェイで行われた。この1マイル・オーバルはアメリカ中西部を横断するロッキー山脈の南麓に位置し、標高はおよそ1800mもある高地。空気も薄く、エンジンパワーは低下し、ダウンフォースも得にくいなど、セットアップが非常に難しいコースとしても知られている。
決勝前日には夕方から雨が降り出し、予選がキャンセルされたが、決勝日は朝から快晴。気温28度、湿度37%という高地らしい清々しい気候の下、午後1時30分過ぎに225周の戦いの火蓋が切って落とされた。IRLインディカー・シリーズ第12戦の決勝レースが8月22日(日)、米コロラド州コロラドスプリングス近郊にあるパイクス・ピーク・インターナショナル・レースウェイで行われた。この1マイル・オーバルはアメリカ中西部を横断するロッキー山脈の南麓に位置し、標高はおよそ1800mもある高地。空気も薄く、エンジンパワーは低下し、ダウンフォースも得にくいなど、セットアップが非常に難しいコースとしても知られている。
決勝前日には夕方から雨が降り出し、予選がキャンセルされたが、決勝日は朝から快晴。気温28度、湿度37%という高地らしい清々しい気候の下、午後1時30分過ぎに225周の戦いの火蓋が切って落とされた。
レースは序盤から、チーム・ペンスキーの2台が猛烈な勢いでライバル勢を次々にパスし、65周目には早くも1−2態勢。一時、サム・ホーニッシュJr.の独走状態となる。しかし、158周目の第4ターンで単独スピンを喫し、ウォールに衝突。大事には至らなかったが、無念のリタイア。代わって、チップ・ガナッシのダレン・マニングがレース終盤に巧みなピット戦略で一気にトップグループに加わることに成功。その後もトップを追走するもわずかに届かず、4位でチェッカーフラッグを受けた。
D.マニング(チップ・ガナッシ)のコメント:
4位という結果には非常に満足している。1回目のピットストップの給油の際にトラブルに見舞われ、レース序盤で早くも周回遅れになってしまった。そのため、我々はピットタイミングをずらす作戦を取ることにした。それが見事に成功し、レース終盤には上位ポジションを取り戻すことが出来た。最後の再スタートからは、いいバトルができ4位までポジションアップすることに成功した。この結果は、チーム全員が最後まで決して諦めずにハードな仕事をしてくれたおかげだ。
高木虎之介(モー・ナン・レーシング)のコメント:
このレースからチーフエンジニアをチーム・オーナーのモーリス・ナンと、サブエンジニアだった岩下喜博さんに変更してもらうことになったが、残念ながら状態は改善されなかった。レース中には何度もスピンをしそうになるほどで、これ以上の走行は困難と判断し、残念ながら101周目にレースを諦めざるを得なかった。あらゆることを試してはいるが、明るい方向性が見出せない。しかし、諦めずにとにかくチームが一丸となってハードに仕事をしていくしかない。
戻る