<US-RACING>
今年から金曜日のプラクティスは単にテストセッションとみなされるため、その時のタイムは公式記録とは認識されず、土曜日のプラクティスまたは予選の記録のみがスターティンググリッド配列に反映される公式タイムとなる。今回のように、決勝前日の土曜日の走行セッションがすべてキャンセルとなった場合、決勝スターティンググリッドは各ドライバーのポイントランキングを基準に決定される。
従がってポールポジションは現在ポイントランキングトップのブレック。そしてその横にはカストロネベスが2番手に並ぶ。ブレックはこれで自己通算3度目ポールポジション獲得。但し通常ポールウイナーに与えられるチャンピオンシップポイントは無し。一方、金曜日のプラクティスで8番手のタイムをマークした中野だったが、残念ながら16番グリッドからのスタートとなる。反対に22番手のタイムだった?木は、ポイントランキングの順位により、19番グリッドからのスタートとなる。
雨のため公式予選が中止となったのは、1998年にゲートウェイ・インターナショナル・レースウェイで開催された第6戦以来。またこのミルウォーキーでの雨による予選中止は1996年以来だ。
●ポールポジションからスタートのK.ブレックのコメント
「自分たちドライバーは、走行セッションがないと、ほとんど何もすることがないだ。こういった時は退屈だよ。でもせっかく僕達の走りを見に来たファンのみんなにとっては、走りが見れないことでもっと残念だったと思う。昨日はプラクティスセッションの序盤で基本的な調整に手間取り、レース用のセットアップを試す機会が無かった。こうなったらエリオ(H.カストロネベス)に人気で差をつけるしかないね(笑)。冗談はともかく、明日の朝にもウォームアップランが控えているので、そこでなんとかセットアップを仕上げるつもりだ」
●2番グリッド、フロントローからスタートのH.カストロネベスのコメント
「昨日のプラクティスでは、走り始めからイケる手応えがあったので、思い切ってベストラップを記録することが出来た。そのあとはフルタンクでレースセットアップを煮詰めていったんだ。ナザレスの時のようなトラブルを避けたかったからね。明日のマシンコンディションに関してはあまり心配していないよ。今日は時間が出来た分、今まで話をする機会が少なかった人達と会うことができた。特に僕を応援してくれているファンのみんなと時間を過ごすことが出来たことはとてもよかったと思う」