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CARTチャンピオンシップ・シリーズ 第6戦 ミルウォーキー【プラクティス1】レポート

<US-RACING>
■インディ500ウィナーのカストロネベスが好調を維持してトップタイムをマーク

朝のうち降ったり止んだりの雨で延期となった第1回目のプラクティスセッションが午後12時32分にようやくスタート。コース路面は完全にドライとなったものの、気温は19度で、路面温度も17度という状態。今シーズンでは最も低い温度でのプラクティススタートとなる。また、風もあるため体感温度はかなり低い。

グリーンフラッグから10分が経過。まだ温度が上がらない路面での走行で、メインスポンサーのミラービールが地元となるパピスが23.422秒で、早くもライバル達をリードする。2番手はミナシアンで23.434秒、3番手がジュンケイラの23.590秒と続くが、この時点では昨年のプラクティストップタイムより3秒近い遅いタイムだ。

その4分後、アレックス・ザナルディが23.262秒でトップに立つと、先週インディ500で優勝したばかりのカストロネベスが23秒を切る22.482秒のトップタイムをマーク。これを境に各マシンは22秒台のタイムをマークし始める。カストロネベスのタイムはこの後セッション終了15分前までトップを維持することに。

12時53分にコース上に何かの破片があるとのことで、CARTオフィシャルがフルコースコーションを出す。セーフティオフィシャルがコースをチェック、安全が確認されたとのことで、7分後にいったんグリーンフラッグが出されセッションは続行となる。しかしその後の走行で多くのチームがマシンのタイヤに切り傷が入っていることを発見。CARTは1時17分に再度フルコースコーションを出し、コースの再チェックと清掃を行った。

この1回目と2回目のフルコースコーションの間に、トップのカストロネベスに続きチームメイトのジル・ド・フェランが22.842秒で2番手に上がる。3番手はカナーンで22.192秒。

2度にわたるフルコースコーション下でのコースチェックにもかかわらず、多くのチームがタイヤの表面に切り傷が多発していることを指摘。1時37分にCARTは3度目のフルコースコーションを出し、念入りにコースの安全を確認する。5分後にグリーンフラッグでセッション再開となるが、その後もタイヤへのダメージが絶えない。そのためCARTは1時58分に4度目のフルコースコーションを出し、今度はジェットドライヤーを持ち出してコースを清掃。加えて更なる入念なコース点検を行った。

セッションも90分が経過した2時2分時点でのトップは依然としてカストロネベスだが、2番手にはバッサーが22.726秒を出して浮上、3番手にはダ・マッタが入っている。

プラクティス開始から1時間以上もトップタイムが破られない状況が続く中、セッションも終盤を迎え2番手争いが激しさを増してきた。2時10分にはザナルディが22.647秒をマークして、2番手の座を元チームメイトのバッサーから奪い取ることに成功する。

2時15分、ダ・マッタがこの日のファステストとなる22.463秒を叩き出してようやくトップポジションの座が入れ替わることに。しかしダ・マッタの喜びも束の間、今度はカストロネベスが2時22分に22.300秒を出してトップを再び奪い返すことになった。

結局プラクティスセッションはカストロネベスがトップポジションを守ったまま2時32分にチェッカードフラッグ。2番手にはダ・マッタの22.463秒、さらにセッション終了間際で22.535秒をマークしたブレックが3番手に入った。

エンジンファクチャラー別に見ると、ホンダがトップと4、5、7、8番手に入り、トヨタ勢が2、6番手を確保、フォード勢は3、9、10番手となっており、トップ3にホンダ、トヨタ、フォードの3メーカーが入る互角の展開だ。トップ10に入った台数ではホンダ勢が強さを発揮しているようだ。シャシーではレイナードがトップでローラが2、3番手、レイナードは7台が10番手以内に入った。またトップのカストロネベスのタイムから1秒以内に合計24台のマシンが入るという、相変わらず僅差でのタイム争いを見せている。

期待の日本人勢だが中野は22.757秒で8番手に入る好タイムを記録。高木は23.121秒で22番手に収まっており、土曜日クオリファイでのポジションアップに期待が掛かるところだ。

これで初日のプラクティスセッションは終了。明日は午前9時30分からポイントランキング別に二つのグループに分けられ各45分ずつのプラクティスセッションが行われる。午後1時30分からはシングルカー・クオリファイの予選が予定されているが、現在のところ明日土曜日の予報は雨。予報がはずれて無事予選が行われることを期待したいところだ。