今回はロサンゼルスのダウンタウンにあるコンベンション・センターでLAオート・ショーが開催されたのでね、取材に行ってきました。オート・ショーといえば自動車メーカーのコンセプトカーや新車情報など話題が盛りだくさん。このコラム初登場の“オーット斉藤”が気になるクルマをピックアップしてご紹介していきますよ!
LAオーット・ショー!!! 前編
ふぅー。やっと入り口にたどり着いたぜ。2年前は知り合いと一緒だったからスムーズに駐車場まで行って、会場に駐車したんだが今回は単独行動。そのとき停めた駐車場の場所をわすれちまって、ぜんぜんあさっての方向にある駐車場にクルマを停めてきちまったよ。まったくこれじゃ、先が思いやられるってもんだ。
まあ、オーケー。とりあえず、無事たどり着くことができたんだから良しとしないとな。でも、ちょっと風邪気味だったからしんどかったぜ。おっと、そんな弱音を言ってる場合じゃなかった、早速、クルマを紹介しないと!
おーっと! これはホンダが電気自動車の市販車として世に送り出す“フィットEV”じゃないか! ついこないだフィットのハイブリット車が走り回るようになったと思っていたら、今度は電気自動車のフィットが来年の夏ごろからこのカリフォルニアでも見ることができるってわけかい。ヒュー。こいつは楽しみだぜ。
予想航続走行距離は123マイル(約198キロ:米国EPA方式LA-4モード)、直線距離でいえば東京の皇居から福島の郡山市くらいまでの距離。地図を見ないとみんなピンと来ないだろうが、結構これって遠いぞ。皇居から宇都宮市までの直線道路があれば、なんとか行って帰ってくることができるんじゃないかっていう距離感でもあるな。そんな道ないけど。
しかも充電時間は240Vのチャージャーなら、約3時間でフルチャージ! おいらのフルチャージにはもうちょっと時間が必要だけど、映画2本も観ていれば充電が終了しちゃうって言うんだから驚き桃の木山椒の木だぜ。
おーっと、忘れちゃいけないのがこの最先端システム。今や持ってないとちょっと遅れ気味(もちろんおいらも遅れ気味)のスマートフォンで遠隔操作ができ、電池残量の確認はもちろん、エアコンのオン、オフ、そして充電装置に接続しているときは充電の開始と完了などの操作が可能。ヒュー。まったく時代はあっという間においらをおいていっちまうぜ。カムバック・ジェネレーション!
それじゃ、今度は車体各部を紹介しちゃうぜ! こちらはフィットEVのハート、そう、エンジン。あ、電気自動車だからモーターだな。ソーリー。燃料電池自動車「FCXクラリティ」で培ったモーター技術を搭載していて、最高出力は92kW、最大トルクは256Nmだぜ!
こちらは運転席。おーっと、なにやらバイザーやダッシュボードの開き具合など細かくチェックしているぞ!
さあ、ラゲッジスペースだ。電気自動車にしては結構広いイメージがあったぜ。大型のスーツケースひとつなら楽に入るな。おいらだったら二人は入れるんじゃないか? 厳しいか? ちょいとした買い物くらいの荷物なら十二分だ。
さて、そんなラゲッジスペースの床下に充電ケーブルが収納されていたぜ! それ以外にも何か入るスペースがあったけど、ここにはさすがにおいらも入れねぇな。
最後は気になるそのプライスだ! 3年のリース販売で月々わずか399ドル! ワォ! こりゃ毎月の生活費を絞ればおいらにも手が届くんじゃないか? 希望小売販売価格は36