INDY CAR

第13戦ソノマをブリスコーが制覇、佐藤琢磨はエンジントラブルでリタイアに

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2番グリッドからスタートしたR.ブリスコーが、圧倒的なリードを保っていたチームメート、W.パワーを最後のピット・ストップでパス。2年前のテキサス以来となる久しぶりの勝利を遂げ、通算7勝目を達成です。これで今シーズン7人目のウィナーが誕生しました。
 

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「この勝利はでかいよ。再び勝てるかどうか、確信がなかったんだ。あまりにも長い間勝てなかったからね」とブリスコー。「昨年は(ペンスキー入りして)初めて勝てない年で、とても厳しかった。ハードにプッシュし続けるしかなかったよ」。来季に繋がることを期待!
 

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ポールからスタートしたパワーは快調にリードを広げ、最多リードラップを築いたもののブリスコーより一周早く入った最後のピットでクルーが痛恨のミス。2位フィニッシュながらランキングトップを維持し、3年連続のロード・コース・チャンピオンを決めました。
 

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ホンダ勢の最上位となる3位はD.フランキッティで、ソノマでは6年連続のトップ4フィニッシュとなりました。一方、タイトルを争っているチームメートのS.ディクソンは、1周目でH.カストロネベスに追突されてスピンするなどのアクシデントが続き、13位に。
 

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R.バリケロが13戦目で初のトップ5となる4位でフィニッシュ。「シーズンの初めは少しスローだったけど、チーム全員の素晴らしいサポートに感謝するよ。『アメリカにようこそ』って、歓迎されていると感じてる」と本人。これでチームの移籍話は無しかな?
 

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前戦でエンジントラブルに見舞われてランキング2位に転落したR.ハンター-レイは、予選7位からスタートして3番手まで追い上げながら、A.タグリアーニに追突され18位。依然ランキング2位をキープしていますが、パワーとの差は36点に拡大してしまいました。
 

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ブリスコーの優勝でシボレーが13戦中9勝目を達成し、2戦を残した中で早々とマニュファクチャラーズ・タイトルを決めました。ペンスキーの3人が6勝を挙げ、アンドレッティはハンター-レイが3勝。エンジンバトルが再開した最初の年のチャンピオンに輝きました。
 

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予選3位のS.ブルデイは快調に3番手をキープしていたのですが、ピットアウト後ターン9で曲がりきれずに周回遅れのJ.ニューガーデンと接触。インディカーで初めての表彰台が目前でした。ニューガーデンは指を負傷し、インディアナポリスで治療することに。
 

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ミドオハイオ後のエンジン交換によるペナルティで、26番グリッドからスタートした佐藤琢磨は直後にポジションをひとつアップ。しかし換えたばかりのエンジンが2周で息を止めてリタイアに終わり、今季ワーストとなる27位フィニッシュを余儀なくされました。
 

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スタート直後、ターン1からターン2へと急坂をいっきに駆け上がってくる全車。ソノマではおなじみの光景ですが、カメラをかついでここまで登ってくるのは一苦労です。まさか2周でリタイアするとは、夢にも思ってもいませんでした。それもエンジンだなんて…。ほんとうに残念。
 

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今日も朝のうちは気温が13度ほどで肌寒いスタートでしたが、ウォームアップが始まってからは青空が広がり、夏らしい日差しになってきました。それでもレース中の気温は22度とすごしやすく、ファンにとって絶好の観戦日和だったと思います。あと残り2戦!
 
本日のUSTREAM決勝レポートですが、様々な事情により、中止とさせていただくことになりました。楽しみにしていた方、ごめんなさい。どうぞよろしくお願いします。
 
●決勝リザルト

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