前回のアルプスの少女に続く第2弾です。
モータースポーツで興味深いのは、歴史と因縁の物語。今年はカナーンのKVレーシング移籍に伴って、2010年にシモーナのエンジニアだった、腕利きのマイケル・キャノンが、開幕を目前に引き抜かれるという、ちょっとした事件がありました。迎えた開幕戦、どんなことがあってもカナーンはシモーナに負けるワケにはいきません。そして実際に、彼らの争いが開幕戦のハイライトになっていくのでした。
結果的にカナーンがその戦いを制して3位表彰台を得たものの、けっこう疲労しているように見え、レースのタフさが伝わってくるようでした。いっぽうで、シモーナは喜びいっぱい。彼女はドライビングスタイルだけでなく、持久力も他の男性ドライバーに負けていないようです。
ちなみにシモーナについているエンジニアは、パンサーから引き抜かれたブレント・ハーベイさんなので、パンサーの新人ヒルデブランドとの争いも注目しておきたいところですね。
初戦のヒルデブランドはガタガタでしたが、2戦目では息を吹き返し、こちらとの争いも楽しみになってきました。
Illustration & TEXT by アラブルカ
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4コマの内容はフィクションです。
登場する団体・人物等は実際とは異なります。
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