ここ数年、ゴールまで目の離せないトップ争いがチャンピオンを決める戦いだったためか、今年はちょっと拍子抜けした最終戦。最後に目を覚まさせてくれたのはカナーンとダニカのバトルでした。
これまでダニカというと、コース外でのパフォーマンスはアグレッシブでしたが、コース上でのバトルはスマートな印象で、ずーっと並走して前を狙うシーンはあまり記憶に残っていませんでした。
ところが最終戦は違いました。ディクソンの燃費次第では優勝争いになる可能性があったこともありますが、何が何でも前に出る気迫を見たような気がします。インディ・ジャパン前の日本人ドライバー間の会話で「ダニカはステアリングを軽くする方向のアライメントの関係か、フラフラ走る印象」と聞いていたことも、今回の並走バトルの驚きに拍車をかけたのかもしれません。
しかもこれを制して2位獲得。素晴らしいレースでしたね！ NASCARでは結果が出ていませんが、常に集団で走る状況から何かを得たのかも？ これならチームの調子が上向けば、もしくはペンスキーやガナッシに移籍できれば、もっと勝てるかもしれないと感じたほどです。いずれにしていずれにしても来シーズンに向けて、いい印象でオフを迎えられるのではないでしょうか。2011年もネイションワイドに挑戦を続けるそうですから、そちらも頑張って欲しいところです。
そういえば不思議だったのは、カナーンがパスされた周。あの周はインを開けすぎたように見えました。それまでキツめのチェックをしていたので、わざと前に出して最後に追い抜く演出でもするのかな？ と思ったほどです。特にインタビューでも言及されなかったので、こちらはちょっと心配です。
あくまでも噂ですが、カナーンの離婚の原因は彼の浮気だったそうで、お相手はダニカも良く知っている元ピット･レポーター。最終戦で一緒にいるところが何度もテレビに映ってましたね。そのあたりをよく知っているダニカとしては、突っ込みどころ満載かも？
Illustration & TEXT by アラブルカ
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4コマの内容はフィクションです。
登場する団体・人物等は実際とは異なります。
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