Hiroyuki Saito

キーウエスト旅情 −なぜ、キーウエスト?−

日本に帰国して早2週間経ちますが、この2週間で気温はがくんと下がり、東京は秋というよりはもう冬に近づいているようなそんな気候となってきました。今ごろのカリフォルニアはインディアン・サマーといって夏のように暑くなることがあるのですが(もう終ったかな?)、日本は寒くなっていく一方ですね。
こう寒い日が続くとね、やはり暖かい食べ物が食べたくなるのが心情ってなもんです。僕が連想する暖かい食べ物といったら想像力が乏しいのか単純に好きだからか、ラーメンくらいなもので、お昼には近所のラーメン屋を日替わりで通うことになります。そんな食生活が続くとシーズンがスタートしたときにぶくぶくのお腹ぽっこりとなって「Who are you?」と聞かれそうなのでね、食事制限、運動もしていきたいなあと思う今日この頃です。はい。
さてさて突然ですが今回から新しい旅情シリーズ、キーウエスト旅情がスタートします。インディカー最終戦終了後、アメリカ最南端の地へと旅立った僕の珍道中、滞在記をお伝えしていきたいと思いますよ。

キーウエスト旅情 −なぜ、キーウエスト?−

キーウエスト。そこはフロリダ州マイアミからクルマで3時間ほど南下した場所にあるアメリカ最南端のリゾート地です。フロリダにはそれこそ毎年なにかしらの取材で来ていたし、マイアミはほぼ毎年といってもいいくらい来ていましたが、なぜか、このキーウエストに行く機会はなかったのです。

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その理由のひとつとして、最初のころは単純にそういうところがあるんだと知っただけで、特に興味がなかったこと。二つ目としてはキーウエストに行って何が楽しいのか、想像がつかなかったこと。三つ目は単純に一緒に行く人がいなかったこと(恋人や友人など)。近年になって興味を持ち始めたのはいいものの、まあ、マイアミのレースがあるうちはいつでも行けるだろうし、そのころには一緒に行けるようなパートナーもできるんじゃねぇの? と高をくくっていたのです。
しかし今シーズンの後半になって、現場ではとうとうマイアミのレースがインディカーシリーズのスケジュールから外されるという噂をちらほらと聞くようになってきました。となると、ある意味今年がキーウエストに行けるラストチャンスで、今後行く機会がなくなってしまうんじゃね? と思ったわけです。
いや、シーズンオフに自分で行けばいいんですけどね。そこまでしていきたい所かというと、これがまたそうでもなかったりして。残念ながら一緒にご同行できるパートナーは計画していた段階でみつからず、とりあえず、ひとりでも行っておくかってことで、腹をくくって実行に移すことになったのです。
それで早速調べましたよ。キーウエスト。するとどうやらリゾート的な要素が強いので、せっかくだったらシーズン終了後だし、ひとりでゆっくりするのもいいかなとくつろげそうなホテルをチェック。どうせなら海岸沿いなんかが理想だし、それでいて歩いていける範囲内でレストランやバーなんかあったらいいんじゃね? と仕事でホテル探すのより真剣になったのでした。
滞在予定としては、インディカーの年間授賞式が終った翌日にお昼ごろからクルマで移動し、夕方までにはキーウエストに到着。翌日はキーウエスト探索をして、その後ビーチでゆっくり過ごすんだけど、ひとり旅先で長居すると寂しさが募っていきそうなのでね、三日目には帰るという計画をたてました。
そんなこんなでああでもない、こうでもないと考えているうちに、いつの間にかその日をとても待ち望むようになっていた自分を発見。これまで仕事ではいろんなところに行ったけど、たまにはバカンス的なご褒美が自分にもあっていいんじゃないかと思うようになったんです。多分、疲れていたんでしょうね。
ともあれ、その日はとうとうやってきたのです。年間授賞式の翌日、午前11時にホテルを出た僕は、クルマをアメリカ最南端の地に向けて走らせました。
さて次回はキーウエストまでの珍道中を、お伝えしたいと思いますよ。