年が明けての最初のアメリカンモータースポーツイベント、デイトナ24時間。これを見ないと始まらないっ! ってほどではないのですが、インディカーやナスカー、アメリカン・ル・マンなど、北米で活躍するたくさんのドライバーが集まるイベントとして、まったりと開催されているのです。とはいえ、ダリオ・フランキッティやジミー・ジョンソンといった現役チャンピオンが参加するわけですから、豪華なイベントではあります。
今年も優勝候補はチップ・ガナッシ。なにしろ#02はモントーヤ、ダリオ、ディクソン、マクマーレイという半ば反則なくらいスゴいパッケージ。で、もう1台の#01にフライング・ジラフこと、ジャスティン・ウィルソンが乗っており(チームメイトはパピス、プルーエット・ロジャス)、2台のうちどちらかが勝つんだろうと思っていました。実際#02がエンジントラブルでリタイヤした後は#01が順調にトップ争いをしていました。
しかしジャスティンのスティントで「何かスゴい音がした」とピットイン。ところが実際にはトラブルが見つからず、優勝を逸してしまったのです。ただ、ジャスティンほどのドライバーがそのような勘違いをするとも思えず、走行に大きく影響しない何かが壊れていたんではないかとも思ってもいます。F1までたどり着いたドライバーには、その高いセンシング能力に関する逸話が多いですもんね。
さてそのジャスティン。2010年はドレイヤーレインボールドに移籍してのフル参戦が決定。個人的には何で? と心配していますが、ロジャー選手のリポートによると、チーム力アップが期待できるらしい。来年はロード、ストリートが多いので、ぜひとも頑張ってほしいドライバーです。
ちょっとインディカーとは離れてしまいますが、今回のデイトナ24時間で、マツダRX-8がクラス優勝を果たしました。またその様子はツイッターでライブツウィートされていました。実は私、トップとの差を見て寝てしまったのですが、そこから大逆転劇があった模様。しっかりライブタイミングを追っておけばよかったと後悔しています。日本車の活躍は、やっぱり嬉しいですね!
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4コマの内容はフィクションです。
登場する団体・人物等は実際とは異なります。
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Illustration & TEXT by アラブルカ