[帰ってきた男 – インディカー IRL -]
2007年のチャンピオン、ダリオ・フランキッティが帰ってきましたね。しかも髪を伸ばして、イメージチェンジしての再登場。こんなに長いのはDTM時代以来? あの時と比べると渋みがあるようなないような?
それにしてもチップ・ガナッシのラインナップは強力ですね。スコット・ディクソン+ダン・ウェルドンも強力でしたが、勝つ力のあるオールラウンダーが揃うこのチームは、派手さはそれほど感じないものの、現在のところ最強コンビかもしれません。 あえて不安要素を挙げてみると、似たようなタイプの2人がうまくやっていけるかどうか。どちらもジェントルマンで通っているのですが、そこはチャンピオンを獲得するほどのドライバー、心の底ではお互いどう考えているかは分かりませんよね。
チームメイトにウソのセッティングを教えるとか? と考えそうなところですが、そこはプロ。インディカー以外のカテゴリーで聞いた話なのですが、相手が苦手で、かつ自分はコントロールの範囲内におけるギリギリのマシンにセットアップしてタイムをタイムを出し、そのデータを共有するなど、ベテランにはたくさんの小技があるそうです。
いっぽうでAGRは思わぬドライバーが帰ってきた感があります。2007年末にダリオがチームを離脱したときは、NASCARに行ってしまえば、それほど痛手ではないと読んだのかもしれませんが、2008年はセッティングが決まらないレースが多かったところを見ると、ダリオ不在の影響がそれなりにあったのかもしれません。しかも敵チームで帰ってくるとは予想外だったハズ!?
AGR対チップ・ガナッシのチャンピオン争いになると、微妙な空気が流れそうですね。
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4コマの内容はフィクションです。
登場する団体・人物等は実際とは異なります。
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Illustration & TEXT by アラブルカ