[ライバル関係 – IRL インディカー -]
チャンプカーとインディカーの統合シリーズが、あと少しで開幕。今年はチャンプカーからマルコ・アンドレッティと同世代の強力なライバル、グラハム・レイホールがやってきます。
マルコ・アンドレッティはマリオ・アンドレッティ（チャンピオン4回獲得）の孫にしてマイケル・アンドレッティ（チャンピオン1回獲得）の息子。グラハム・レイホールはマリオやマイケルと戦ったボビー・レイホール（チャンピオン3回獲得）の息子です。どちらも20歳そこそこで、アメリカンモータースポーツファンの期待を背負って立つ若者です。アメリカでは、ヨーロッパのレースと違い“Jr”はレジェンドとして好まれる傾向にあります。もちろん実力が伴っていなければダメなのですが、七光だけではステップアップできないシビアな世界なので、２人とも確かな実力を持っているはずです。ファンとしては最初からドンパチ火花を散らしてほしいところですが、この2人、ものすごくマイペースな印象。比較されるのに慣れているというか、期待されるのに慣れているというか、とにかくインタビューでは落ち着いていて、全然牙を剥きません。とすると楽しみなのはトラック上での争いになりますよね。
今年は突然統合が決定したため、チャンプカー組はIRLチームからサポートを受けられるようですが、経験がモノをいうオーバルでは、チャンプカーチームはかなり苦労しそうな予感です。普通に考えて最新のデータを見せるとは考えられないので、各チーム自前でノウハウを蓄積しなければならないハズ。
しかしながらその組み合わせで、レイホール・レターマン・レーシングがニューマン・ハース・ラニンガン・レーシングを助けるという、かなりベタな構図が許されるのもアメリカならでは。親父のチームが助けるニューマン・ハースには、けっこう使えるデータが行くのかも？？？ グラハム V.S. マルコ が早期に実現するといいですね。
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4コマの内容はフィクションです。
登場する団体・人物等は実際とは異なります。
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Illustration & TEXT by アラブルカ