[もてぎマイスター敗れる -インディカー(もてぎ10周年)-]
2000年、日本のファンは1996年より最強状態だったホンダエンジン勢のもてぎ初勝利を今か今かと待っていたわけですが、そこに強力なライバルが出現。前年までホンダエンジンを搭載し、4年連続タイトルを獲得していたチップガナッシが、なんとトヨタエンジンにチェンジ。タイトルを狙えるチームがトヨタ勢に加入したことでコンペティションがヒートアップ。もてぎでチップガナッシのマシンはひときわトーンの高いエキゾーストノートで先勝を狙ってきました。
予選では前年のチャンピオン、チップガナッシのモントーヤがポールポジションをゲット。そして迎えた決勝はなんと雨。オーバルレースは雨が降ると危険なためレースは中止となり、翌日に順延となりました。
そして翌日。レースファンの願いが通じたのか、雨があがり、決勝に向けて晴れ間が広がっていきました。しかし決勝開始直前でもまだコースに水が残る状況。この水をあの手この手で排除し、いよいよ待ちに待った決勝がスタートしました。
レースはモントーヤがリードしていたのですが、終盤トラブルで後退。その後マイケル・アンドレッティを先頭にトップ争いが繰り広げられ、いよいよ大詰めで、3年連続ギリギリでのコーション。
オフィシャルの迅速な作業のおかげで、残り5周、白熱のショートスティントがスタート。このバトルを制したのはマイケル・アンドレッティ(ローラ/フォード)でした。ホンダエンジンのダリオ・フランキッティも追いすがったものの及ばず2位。トヨタエンジンの最上位は、クリスティアーノ・ダ・マッタの4位でした。ちなみに3位は日本でもおなじみ? スーパーサブ、ロベルトモレノでした。
さて決勝後の帰り際、晴れていた空から一変、なんと雨が落ちてきたのです。いや〜レース中に降らなくて良かったですね。
ちなみにマイケルアンドレッティは前日の決勝前プラクティスでマシントラブルが発生。そのまま晴れていればTカーでの苦しい戦いとなったはずですが、順延になったことでレースカーを修復できたそうです。
そうそう、もてぎマイスター、エイドリアン・フェルナンデスですが、調子が上がらず3年連続優勝はなりませんでした(予選15位/決勝10位)。
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4コマの内容はフィクションです。
登場する団体・人物等は実際とは異なります。
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