[浮き草人生]
オリオール・セルビア、31歳。
1999年インディライツチャンピオン……だがこの年未勝利(3ポール)、
ルーキーオブザイヤーは次点(1位はケニー・ブラック)と、
微妙に地味な存在でした。
戦闘力の劣る体制で苦労することが多かったドライバーなのですが、それでもねばり強くポイントを取っていたところが評価され、2005年インディで負傷したブルーノ・ジュンケイラの代わり、3戦目からニューマン・ハース入り。
シーズン途中でチームが変わる難しい状況下で、
持ち前のねばり強い走りを披露し、ポテンシャルを発揮。
最終的にはモントリオールで優勝も飾り、シーズンをランキング2位で終えました。
このまま残留？ という甘い期待も、ジュンケイラの復帰で水の泡。
苦労人を絵で描いたようなシナリオに、一時はまた下位チーム？ と心配でした。
しかし先日、ようやくPKVにシートをゲット！
話題の新人キャサリン・レッグのチームメイト、実質的にチームリーダーの座をつとめることになったのです。
ちなみにPKVは3人の共同オーナー
Dan 「P」ettitとKevin 「K」alkhovenとJimmy 「V」asser
で運営されるチーム(つまりジミー・バッサーはチームオーナー兼ドライバー)で、昨年1勝(ダ・マッタ)1ポール(バッサー)を実現し、急成長しているチームです。
……と、喜びもつかの間、
ここにきてジミー・バッサーが現役継続を示唆。
どうなることかと心配しましたが、PKV走ることができそう。
優勝より安定して上位にいることが求められるポイントシステムなので、
チャンプの可能性だってあるかも？
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4コマの内容はフィクションです。
登場する団体・人物等は実際とは異なります。
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Illustration & TEXT by アラブルカ