[意外性の男 -IRL-]
ヴィットール・メイラ選手は2002年の最終4レースにメナードチームでIRLデビュー。4戦目でポールポジションを獲得するなど速さがあるようです(いまのところ2ポール獲得)が、その成績のわりに目立っていない気がしますよね。今年はチームがバラバラの状況からスタートする厳しい状況の中、シーズン途中から調子を上げ、5戦目から14戦目までの10戦は2位3回、3位3回を含むトップテンフィニッシュ9回という安定した速さを発揮しました。そして終わってみればなんとアンドレッティ・グリーン・レーシングのドライバーを上回るシリーズ5位！ 彼の上には今年別次元にいたペンスキーとガナッシのチームしかいないわけで、これは驚くべきことだと思います。あとは「勝ち」があるともっと目立てるんだけどなぁ〜。
あと趣味はトライアスロンとR/C(ラジコン)という不思議な組み合わせ。また日本食（寿司？）が好きらしいですね。
2006年メイラ選手が所属するパンサレーシングは、1998年に結成されたチームで、比較的若いとはいえ過去にサム・ホーニッシュJr.を擁して２年連続チャンピオンをとった名門チームです。ところがサムホが去った後、エンジンの不利などがあるにせよかなり苦しんでいたように見えました。そしてとうとう2006年開幕前に解散状態に。そんなパンサーレーシングがヴィットール・メイラを起用して再参戦が決まった当時は、こんなに活躍するとは誰も想像していなかったに違いありません。っていうか「あ、出られるんだ」くらいの前評判だったはず。このまま復調が続けば2007年は勝てるところまで行けるかも？ と期待できるチーム、ドライバーのコンビネーションですね。 またマシンのカラーリングはパンサーといえばペンズオイルだったイエローのカラーリングから、今年はオレンジ/ブラックになり、まさに一新された感じ。メイラ選手のメットデザインもこのデザインにハマっていると思います。
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4コマの内容はフィクションです。
登場する団体・人物等は実際とは異なります。
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Illustration & TEXT by アラブルカ