[内なる闘争心]
スコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング所属)……、
こう見えても25歳です。
実はチームメイトのダン・ウェルドンより年下だったりするのです。
さてそのスコット・ディクソン、最高峰クラスにデビューしたのは高木虎之介選手と同じ2001年、CARTシリーズ(パックウェストチーム)でした。当時パックウェストはチーム力的に厳しい状況にあったのですが、ルーキーイヤーに早くも1勝(20歳9ヵ月と14日……若っ)を挙げ、その実力を示し、同時に周囲を驚かせました。もっとも前年(2000年)のインディ・ライツチャンピオンですから、その実力は確かなものなんですけどね。
……ただ、モニターに映るその姿は地味だった……。
その後2003年にインディカーシリーズにデビューを果たし、同年チャンピオン獲得。やはりタダ者ではないことを証明。物静かな姿からは想像できない闘争心を持っているドライバーのようです。あるエンジニアが「最後に勝負を分けるのは、勝つ事への執念」と言っていたくらいですから……。
もちろん2006年もチャンピオン候補の一人です。
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4コマの内容はフィクションです。
登場する団体・人物等は実際とは異なります。
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Illustration & TEXT by アラブルカ