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2010年デイトナ24時間【決勝】フォト・レポート

<US-Racing>

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雨の中でスタートした第48回ロレックス・デイトナ24時間は、レース史上最多となる13台もの異なるマシンがトップを走行。24時間後のゴールを制覇したのは、新チームのアクション・エクスプレス・レーシングのポルシェ・ライリーでした。残り2時間の時点で、トップだったガナッシ・レーシング01号車のジャスティン・ウィルソンはマシン・トラブルでピットイン。2番手だったアクション・エクスプレスがついにトップに躍り出て、最後のピットでジョアン・バルボーサがコック・ピットに乗り込み、トップのままでゴールへ飛び込みました。チームメイトのマイク・ロケンフェラーと、ライアン・ダルジール、テリー・ボルシェラとともに全755周中316周をリードし、チームの初優勝を遂げたのです。

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日が変わってからトップにつけていたターゲット・チップ・ガナッシ・レーシングBMWの01号車でしたが、22時間目にジャスティン・ウィルソンがマシンに異常を感じたため、ピット・インしました。「ガチャン! という大きな音がしたからピット・インしたけど、不思議なことに、まったく問題がなかったようだ」とウィルソン。すぐにマシンをコースに復帰させたのですが、トップのエクスプレス・レーシング・ポルシェから2周遅れとなっていました。最後のドライバー交代でマシンに乗り込んだデイトナ24時間3度優勝者のスコット・プルーエットは、バルボーサから50秒以内に迫ったのですが、2位が精一杯でした。

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3位に入ったのは、ライアン・ハンター‐レイ、スコット・タッカー、ルーカス・ルーハーとリチャード・ウェストブルックのNPNレーシングBMWライリーでした。スタートから11時間が経過した時点で2番手を快走していましたが、ドライバー・チェンジ時になんとシートベルト・トラブルが発生。ウェストブルックが思うようにマシンから降りることができず、トップから2周遅れとなってしまいました。そこからハンター‐レイが乗り込み、ポジションを取り戻そうとしましたが、トップから4周遅れの3位でした。

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ダリオ・フランキッティにスコット・ディクソン、ファン・パブロ・モントーヤや、ジェイミー・マクマリーとかなり強力なドライバー・コンビネーションで挑んだチップ・ガナッシ・レーシングBMWライリー02号車は、前半に139周をリードしたものの、夜中の0時を過ぎてモントーヤがトップを走行中に、マシンから煙が出て緊急ピット・イン。そこから復帰できず、エンジン・トラブルでリタイヤを余儀なくされました。37位でした。

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ロレックス・スポーツカー・シリーズのディフェンディング・チャンピオン、カーナンバー99ガインズコ・シボレー・ライリーは、NASCAR王者のジミー・ジョンソンにジミー・バッサー、ジョン・フォガティー、アレックス・ガーニーというラインナップで11番グリッドからスタート。レース序盤にオイル・ポンプが故障して、その後もリア・サスペンションやギア・ボックスにトラブルが発生し、結局14時間目にリタイヤして21位という結果になってしまいました。ところで、初日プラクティスに大クラッシュを起こしてしまったジョンソンは、自分のプライベート・ジェットを使ってパーツを空輸したそうですが、残念な結果になってしまいましたね。

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昨年F1チームのトロ・ロッソから解雇され、最近スーパー・リーグ・フォーミュラで活躍していたチャンプ・カーの4年連続王者、セバスチャン・ブルデイは、3度目のデイトナ24時間で久しぶりにアメリカでレースをしました。NPNレーシングのBMWライリーをドライブし、初日のプラクティスでクラッシュするなど波乱なスタートとなりましたが、予選ではなんとか6番グリッドを確定。レースではマシン不調でペースを保つことができず、結果的に23位でフィニッシュしました。

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GTクラスで優勝を飾ったのは、スピード・ソースのマツダRX-8でした。オーナー・ドライバーであるシルベイン・トレンブレイは、RX-8をクラス3番手からスタートさせたものの、ハンドリング不調でペース上がらず、徐々に後退。しかし、GTクラスのトップから7周遅れの6番手にだった14時間目以降、上位マシンに次々とトラブルが発生しました。RX-8はハンドリング不調を抱えたまま上位へ進出することになり、20時間が経過した時点でついにトップへ躍進。そのままチェッカーまでキープして奇跡的な逆転優勝を見せました。マツダにとっては、23回目のデイトナ24時間クラス優勝となりましたよ。

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決勝日、午前から曇り空となったデイトナ・ビーチはお昼ごろから心配されていた雨が降り出しました。雨は止む気配をみせず、雨足は強くなり、24時間レースのスタート時間となった3時30分ごろになっても一向に止む気配無し。そのような状況のため、レースはイエローコーションでのスタートとなり、7周目になってやっとペースカーがピットインしてグリーンフラッグが振られたのです。気温は20度とそれほど低くなく、雨が降っていたものの寒さはあまり感じませんでした。

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スタート後は30分ほどで雨も止み、徐々に路面も乾燥していきました。その後、心配された雨は降ることなく日付が変更。気温は日中からの気温を引きずるように寒さを感じず、18度前後とそれほど寒くなかったですが、風が若干強くなっていました。深夜1時になってもサーキットは相変わらずエンジン音が響き渡り、まだまだ続く順位争いの折り返し点がすぐそこにまで迫っていました。

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一夜明けたデイトナ・インターナショナル・レースウエイは、まだ雲が空を覆っていました。昨日と違うのはデイトナ・ビーチに寒気が南下してきたため、深夜よりも冷え込む気温に。午前10時30分、日の出から3時間以上経っても逆に気温は低くなり、8度とフロリダとは思えない寒さです。その後レースが終るまで気温はそれほどあがらず、肌寒い一日となりました。

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急遽参戦が決定したロジャー安川でしたが、イタリアリから届くはずのパーツが遅れたために、初日のプラクティスと予選で走行することができませんでした。2日目はなんとか走行するまでに至ったのですが、ホイール・ハブに不具合があり、チームは24時間レースで安全に走行することが出来ないと判断したため、レース出場を断念。残念ながら3年ぶりのデイトナ24時間を走ることができませんでした。