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ドライソン・レーシングのローラ・ジャッドが岡山でポールポジション

<Asian Le Mans Series>
ポールポジションに就くのはペスカロロ・ジャッド、オレカAIM、或いはワークス・ローラ・アストンマーチン、さもなければチーム・コレスがエントリーしている2台のアウディR10のどちらかと予想されていた。だが、初開催のアジアン・ル・マン・シリーズでは、ブリティッシュ・グリーンに彩られたクローズドボディのローラ・ジャッドが大番狂わせを演じて見せた。

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ポールルポジションを奪ったのは、のローラ・クーペ・ジャッドをドライブした23歳のジョニー・コッカーだった。コンビを組むポール・ドライソンは英国の科学大臣。これに1/10秒という僅差で続いたのがペスカロロ・ジャッドに乗るクリストフ・タンソーで、ニコラ・ラピェール(オレカ・エイム)とステファン・ミュッケ(ローラ・アストンマーチン。コースアウトしてグラベルにストップ)が3、4位となった。ドライソン・レーシングのローラは、ALMSの2レース(ロードアトランタとラグナセカ)しか走っておらず、ロードアトランタで開催されたプチ・ル・マンで大クラッシュしてリビルドされている。「今朝のフリープラクティスではトラブルに見舞われて上位に入ることはできなかったから、少々驚かれているのだろう。でも、僕らはこういう結果を得ることが可能であることはわかっていた」とコッカーは語った。
LM P2クラスで最速ラップを叩き出したのはジャック・ニコレが駆るOAKレーシングのペスカロロ・マツダで、LM GT1クラスでは都筑晶裕/土屋武士組のアストンマーチンDBR9が1位で、ラルブル・コンペティションのR・ベルビル/ST.ルメレ/C・バンダム組が乗るサリーンS7Rがこれに続いた。
LM GT2クラスでは、ル・マン・シリーズでは初めて、フェラーリでもポルシェでもなく、チーム・ホンコン・レーシングのアストンマーチン・バンテージがT・エンゲの手によってポールポジションを奪った。このマシンはワークスチームのテストカーである。
レース1(500kmまたは最大3時間)は土曜日の12時30分にスタートする。天気予報によれば、予選が行われた金曜日と同様、天候は晴れ、最高気温は25度。ここはフロリダでもセブリングでもない。スパ・フランコルシャンの景観にバレルンガを併せたような、初開催のアジアン・ル・マンにおあつらえ向きの岡山国際サーキットだ。
<Results>
−GT1とGT2ポールのアストンマーチンが、ともにグリッド最後尾へ−

LM GT1とLM GT2クラスで最速タイムを記録した2台のアストンマーチンが、技術規則違反により予選タイム抹消となった。これにより2台は、レース1とレース2はグリッド最後尾からスタートすることになった。審査委員会は、「技術検査時には規則に合致していることを技術委員が確認していた2台のリアウイングが、予選終了後には合致していなかった」と審査委員長のジャック・オリヴィエがコメント。審査委員会は他に御手洗孝、ジャン=ピェール・ボードリエで構成されている。