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ロレックス・デイトナ24時間 【二日目】フォト&レポート

<US-RACING>

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快晴となったデイトナは朝から気温が低く厚手のジャケットが必要なほど肌寒かった。日中になると気温は17度まで上昇するものの風は冷たく、Tシャツ一枚で外にいるのは厳しい気候だった。午前9時から45分間のプラクティスが行われたが、明日レースを控えている各チームは、レース用のエンジン交換を起こっているため、DPクラスは僅か6台しか走行しなかった。午前11時40分からは、昨日の予選でトップ20に入らなかったマシンの順位を決める最終予選が行われた。この予選に挑んだDPクラスのマシンは合計8台中5台。この5台の中でトップとなったのは、ラゲッジ・エクスプレス・チームのカーナンバー5のマシンだった。タイムアタックをしなかったチームもあったが、24時間の耐久レースだけに20位以降の順位にこだわる必要はあまりないのは確かだ。

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最終プラクティスでトップタイムを記録したのは、昨日の総合タイムでもトップだったサントラスト・レーシングのカーナンバー10のマシンだった。24時間の耐久レースだけに一発の速さはそれほど必要ないが、2日間のプラクティスでトップタイムを記録しているだけに、レースをリードするチームのひとつになるだろう。2位には昨年のDPクラス優勝チーム、テレメックス・チップ・ガナッシのカーナンバー1のマシンが入った。こちらも優勝争いに絡むと思うが、トップチームと言っても24時間トラブルが無いチーム、マシンというのは滅多にないらしい。そのときの対応と処理の早さが優勝に繋がるのも確かだ。レースは明日、土曜日の午後1時30分からスタートする。24時間後にチェッカー・フラッグをトップで受けるのはどのチーム、マシン、そしてドライバーになるか?

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午後1時から45分間行われる最終プラクティスでレース前の最後の走行をする予定だった安川。しかし、昨日と同様にパットのトラブルが発生し、その調整で時間を失うと結局チームメイトの走行でこのセッションは終わってしまった。安川は昨日の僅か10周だけの走行(1月上旬のテストで10周は走行しているが)で明日のレースを迎えることになった。「トーマス(エンゲ)の走りが10分くらいで終わる予定だったんですけど、ブレーキのエア抜きをしていたら30分くらいかかってしまいました。そのあとフェスタ(クリス)が出て行ったんですけど、スピンして終わってしまいました。昨日と今日で問題となったパットをプラクティスで慣らしたので、レース中に同じトラブルは無いとは思います。決勝は長いレースだけど、やはりトラフィックが心配ですね。トラブル無く安定した走りをしていれば、良い結果が出ると思います」と状況を話す安川。チームの話では明日のレースで日中は約1時間、夜間には2時間の走行で運転を交代する予定で、ひとり4回から5回の走行となる。安川の初となるデイトナ24時間のレースに期待したい。

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今回も様々なシリーズのドライバーがデイトナ24時間にエントリーしている。インディ・カー(今年参戦を発表しているドライバー)からは、エド・カーペンター、トーマス・シェクター、AJ.フォイトJr.、スコット・ディクソン、ダン・ウエルドン、ダレン・マニング、スコット・シャープ、エリオ・カストロネベス、サム・ホーニッシュJr.と、なんとIRLオーナーのトニー・ジョージまで参戦している。チャンプ・カーからも参戦しているドライバーが多く、グラハム・レイホール、ポール・トレイシー、ライアン・ディアゼル、オリオール・セルビア、キャサリン・レッグに、チャンプ・カーのチーム・オーナーとなったジミー・ヴァッサーもエントリーしている。NASCARからもジェフ・ゴードン、ジミー・ジョンソン、トニー・スチュアート、ファン・パブロ・モントーヤといったメンバーで24時間のレースが争われる。個人的に懐かしい顔ぶれでは、クリスチャン・フィッティパルディ、ミシェル・ジョルダインJr.、パトリック・カーパンティエといったドライバーも参戦しており、アメリカでは有名なドライバーが、一同に集まった感じに思えた。このドライバーの中から明日のウイナーは誕生すると思うが、大会スポンサーのロレックスから勝者に贈られるロレックス・デイトナ腕時計を手にするのはドライバーは誰になるだろうか? (写真は左からクリスチャン・フィッティパルディ、オリオール・セルビア、ミシェル・ジョルダインJr.)