NASCAR

ブライアン・スコットが2位フィニッシュ

<Toyota>
NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第14戦 Toyota Tundra 200

NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第14戦「Toyota Tundra 200」が8月 1日(金)に米国南部テネシー州レバノンのナッシュビル・スーパースピードウェイで開催された。
 “ミュージック・シティ”の別称を持つナッシュビルでは、勝者にギブソン・レスポールのギター型トロフィーが与えられることで知られている。

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 1日(金)午後2時15分から予選が行われ、ティモシー・ペターズがキャリア初のポールポジションを獲得。ブライアン・スコットが3番手、テリー・クックが5番手、トッド・ボダインが6番手につけ、11台の“トヨタ タンドラ”が決勝に進んだ。
 午後7時に、1.33マイルのハイバンクオーバルを150周(200マイル:約320km)して競われる決勝レースがスタート。ポールポジションのペターズは好スタートで首位の座を維持。34周目にロン・ホーナディ(シボレー)にかわされるも、トップ争いを続けた。

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 35周目にコンペティション・コーションが出されると、各車がピットイン。このときのピット作業で、ペターズは4位まで後退。また、多くの車両が2本タイヤ交換を行ったのに対し、3番手スタートのスコットは4本タイヤを交換し、13位まで後退してしまった。
 しかし、スコットは77周目にはトップ10圏内まで浮上。83周目にイエローコーションが出されると、今度はライバル勢が4本タイヤを交換する間に、スコットのみ2本タイヤ交換で、一気に2位へとポジションを上げた。
 スコットは3台が横一線での激しい首位争いを繰り広げ、2位のポジションをキープ。ペターズらの追撃を抑え続けた。
 レースが3分の2を終えたあたりで弱い雨が降り始め、イエローコーションが出されるが、レースは続行。残り2周の時点で、トップ10圏内を走行していたクックのタイヤがバーストし、壁にクラッシュ。レースは4周延長され、残り2周の“グリーン・ホワイト・チェッカー”で決されることとなった。
 最後の逆転を狙ったスコットであったが、終盤はタイヤが厳しくなり、逆転はならず。2位でのチェッカーとなり、惜しくも念願の“ギター・トロフィー”獲得は叶わなかった。常にトップ5圏内で上位争いを繰り広げたペターズは4位でフィニッシュした。
 次戦第15戦は8月19日(水)に米国南部テネシー州ブリストルのブリストル・モーター・スピードウェイで開催される。

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ドライバー ブライアン・スコット:
「序盤のコンペティション・コーションで我々は早めに4本タイヤ交換を行った。ライバルのほとんどは2本交換だった。我々はあの時点での全ての状況を確認したかった。そして、左側タイヤの摩耗がそれほどではないと判断し、最後のピットストップでは右側2本のみの交換を行った。それで、序盤のピットストップで失ったポジションを取り戻し、勝利を争える位置へと復帰できた。しかし、最後はコーナーでのグリップ確保が困難になり、ロン(・ホーナディ)を捉えることは叶わなかった。それでも2位という結果には満足している。我々の“トヨタ タンドラ”は素晴らしい仕上がりだった。トヨタやスタッフ、そして悪天候の中で応援を続けてくれたファンに感謝したい」

第14戦 Toyota Tundra 200 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回

1 4 33 ロン・ホーナディ シボレー 154
2 3 16 ブライアン・スコット トヨタ タンドラ 154
3 2 6 コリン・ブラウン フォード 154
4 1 17 ティモシー・ペターズ トヨタ タンドラ 154
9 13 81 テイラー・マルサム トヨタ タンドラ 154
10 12 11 T.J.ベル トヨタ タンドラ 154
11 11 51 トラヴィス・クヴァピル トヨタ タンドラ 154
12 18 15 ブレイク・フィース トヨタ タンドラ 154
13 6 30 トッド・ボダイン トヨタ タンドラ 154
14 15 5 マイク・スキナー トヨタ タンドラ 154
15 20 60 ステイシー・コンプトン トヨタ タンドラ 154
18 9 24 デイビッド・スター トヨタ タンドラ 154
19 5 25 テリー・クック トヨタ タンドラ 153
 観客数(主催者発表):25