<Toyota>
NASCAR SPRINT CUP SERIES
第19戦 LifeLock.com 400
7月11日(土)、米国中部イリノイ州ジョリエットのシカゴランド・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第19戦「LifeLock.com 400」が開催された。
9日(木)午後7時30分から行われた予選で、ブライアン・ヴィッカーズが今季5度目のポールポジションを獲得。チームメイトのスコット・スピードが2番手につけ、“トヨタ カムリ”が最前列グリッドを独占。また、ハムリンが4番手、Ky.ブッシュ6番手、デイビッド・ロイティマンとマーコス・アンブローズが9、10番手で5列目に並び、“トヨタ カムリ”は6台がトップ10グリッド。12台が決勝に進んだ。
11日(土)午後7時17分に1.5マイルオーバルを267周(400.5マイル:約640km)して競われる決勝レースがスタート。ポールポジションのヴィッカーズは好スタートを切り、ハムリン、Ky.ブッシュも上位グループにつけた。
しかし、ハンドリングに苦しむKy.ブッシュは、63周目に壁に接触。イエローコーションは出されず、そのまま走行を続けたKy.ブッシュであったが、ペースは上がらず、徐々にポジションを落とすこととなってしまった。
レースが200周を越えるまでは、2回しかイエローコーションが出されず、2度に渡ってグリーン下でのピット作業が行われるレース展開だったが、残り50周を切ると、立て続けにクラッシュが発生。
着実にトップ10圏内での走行を続けていたハムリンとヴィッカーズは、残り17周、この日6度目のイエローコーションから、それぞれ3、4番手で2列目に並んで再スタート。揃って一気にライバルをかわし、首位に躍り出たが、そのままサイド・バイ・サイドで激しい首位争いを繰り広げたヴィッカーズとハムリンの2台は、コーナーで軽く接触。共にバランスを崩し、惜しくも首位争いから脱落。
レースはチェッカーを目前にして、大きく遅れながらも走行を続けていたKy.ブッシュがエンジントラブルで壁にクラッシュ。イエローコーションが出され、残り2周のスプリントとなった。ハムリンは3番手で再スタートを切ったが、先のコーションで新品タイヤに交換した後続勢の激しい追い上げを受け、5位でチェッカー。ヴィッカーズは7位となった。
次戦第20戦は7月26日(日)、米国中部インディアナ州スピードウェイのインディアナポリス・モーター・スピードウェイで行われる。
ドライバー デニー・ハムリン:
「良い夜だった。最後の前の再スタートでは、5号車(マーク・マーティン)と48号車(ジミー・ジョンソン)の間から、勝てる位置へとポジションを上げることができた。83号車(ブライアン・ヴィッカーズ)がインに並び、我々は激しくトップを争ったが、彼がややアンダーステア状態になり、接触してしまった。しかし、それはレースの一部に過ぎない。ダブルファイル・リスタート(第14戦から採用されている、上位から2列に並ぶ再スタート)の結果だし、我々はそれを利用して勝利を狙えるポジションを得た。見ているファンにとっても非常にエキサイティングなフィニッシュだったと思う」
第19戦 LifeLock.com 400 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 14 5 マーク・マーティン シボレー 267
2 7 24 ジェフ・ゴードン シボレー 267
3 15 9 ケイシー・ケイン ダッジ 267
5 4 11 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 267
7 1 83 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ カムリ 267
11 10 47 マーコス・アンブローズ トヨタ カムリ 267
12 9 00 デイビッド・ロイティマン トヨタ カムリ 267
18 24 20 ジョーイ・ロガーノ トヨタ カムリ 267
20 37 55 マイケル・ウォルトリップ トヨタ カムリ 266
33 6 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 257
34 41 7 ロビー・ゴードン トヨタ カムリ 237
36 2 82 スコット・スピード トヨタ カムリ 226
39 39 36 マイク・スキナー トヨタ カムリ 60
41 31 87 ジョー・ネメチェク トヨタ カムリ 30
43 18 66 デイヴ・ブレイニー トヨタ カムリ 10
観客数(主催者発表):70