NASCAR

カイル・ブッシュが惜しくも2位フィニッシュ

<Toyota>
NASCAR NATIONWIDE SERIES
第17戦 Subway Jalapeno 250

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7月3日(金)にNASCARネイションワイド・シリーズの第17戦「Subway Jalapeno 250」がデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催された。
 3日(金)午後1時から予選が行われ、ルーキーのマイケル・アネットが“トヨタ カムリ”勢最上位の9番手グリッド。今大会初めて“トヨタ カムリ”に乗りスポット参戦するカップドライバーのケイシー・ケインが15番手、カイル・ブッシュは19番手。9台の“トヨタ カムリ”が決勝に進んだ。
 ネイションワイド・シリーズの予選の直後、スプリント・カップ・シリーズの予選までの間に、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイのロードコースで、グランダム・ロレックス・スポーツカーレースの第7戦が開催された。このレースに、Ky.ブッシュと、スプリント・カップ・シリーズに参戦している元F1ドライバー、スコット・スピードとがペアを組み、レクサス・ライリーでスポット参戦。見事10位でフィニッシュしている。
 午後8時22分、2.5マイルオーバルを100周(250マイル:約400km)する決勝レースがスタート。19番手スタートのKy.ブッシュが徐々にポジションを上げ、35周目には首位に浮上した。その後方では、30番手と後方スタートのブライアン・ヴィッカーズ、23番手スタートのジョーイ・ロガーノ、34番手スタートのマイケル・ウォルトリップらがポジションを上げ、上位を争う集団に加わった。
 特に、2001年と2003年にカップ・シリーズの「デイトナ500」を制するなど、比較的このコースでのレースを得意とするマイケル・ウォルトリップは、約2ヶ月ぶりと、久しぶりのネイションワイド・シリーズ出場ながら、巧みなポジショニングで上位へ浮上。46周目にこの日2度目のイエローコーションが出されると、素早いピットで6位にポジションアップ。再スタート後も目覚ましい走りを見せ、55周目には首位に立った。
 しかし、58周目に発生した多重クラッシュでイエローコーションが出され、全車ピットインとなった際、ピットアウトしようとしたウォルトリップの車両に、後方からの車両が接触。これでウォルトリップは首位と同一周回最後尾の35位まで大きく後退を余儀なくされ、勝利のチャンスを失ってしまった。

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 その後も、Ky.ブッシュとヴィッカーズ、ロガーノが上位のポジションをキープ。100周のレースも終盤となった94周目に5台が絡む多重クラッシュが発生し、レースは2周延長、最後の2周“グリーン・ホワイト・チェッカー”でのスプリント勝負となった。
 トップのクリント・ボウヤー(シボレー)をイン側の先頭に、2位のカール・エドワーズ(フォード)がアウト側、3位のKy.ブッシュ、5位のロガーノがイン側で続き、再スタートが切られた。上位の5、6台が2列の団子状態での再スタートとなったが、まもなくイン側のボウヤーとKy.ブッシュが先行。Ky.ブッシュは最後の逆転を狙ったが、最終ラップを示すホワイトフラッグが降られるのとほぼ同時に、後方集団で多重クラッシュが発生し、イエローコーション。順位はこの時点で凍結されることとなり、Ky.ブッシュは惜しくも2位フィニッシュ。ロガーノが4位、ケインが5位となった。
 常にトップ10圏内、上位集団での走行を続けたヴィッカーズが7位。ピットでの接触により大きくポジションを落としながらも、その後素晴らしい追い上げを見せたウォルトリップが11位に入った。
 Ky.ブッシュは、ランキングを争うエドワーズが3位となったため、僅かながらその差を広げ、ランキング首位の座を守っている。
 次戦第18戦は7月10日(金)にシカゴランド・スピードウェイで行われる。

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ドライバー カイル・ブッシュ:
「我々の“トヨタ カムリ”は絶好調で、非常に楽しいレースだった。レース序盤は滑りやすかったので、グリップを向上させるために、ピットストップの度に調整を加えた。完璧に改善するまでには至らなかったが、全体的には、特にロングランで調子は良かった。 29号車(クリント・ボウヤー)はロングランで本当に速く、彼のレースカーはエンジンパワーも出ていた。残念ながら、今夜は2位で良しとしなくてはならない。しかし、それは激しい戦いの末に勝ち取った2位だ。ポイントでもカール・エドワーズとの差を少しだが広げることも出来たし、良い結果だと思う」

第17戦 Subway Jalapeno 250 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回

1 1 29 クリント・ボウヤー シボレー 102
2 19 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 102
3 11 60 カール・エドワーズ フォード 102
4 23 20 ジョーイ・ロガーノ トヨタ カムリ 102
5 15 10 ケイシー・ケイン トヨタ カムリ 102
7 30 32 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ カムリ 102
11 34 99 マイケル・ウォルトリップ トヨタ カムリ 102
13 39 47 マイケル・マクドウェル トヨタ カムリ 102
18 38 11 スコット・レガセイ・Jr. トヨタ カムリ 102
19 24 38 ジェイソン・リフラー トヨタ カムリ 102
35 9 15 マイケル・アネット トヨタ カムリ 84
 
観客数(主催者発表):58