<TOYOTA>
NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第10戦 Copart 200
NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第10戦「Copart 200」が6月20日(土)、ザ・ミルウォーキー・マイルで開催された。
19日(金)昼間の練習走行は行われたものの、午後5時半から予定されていた予選は降雨のために中止となり、決勝グリッドはオーナーポイント順で決定された。これにより、前大会3位に入ったルーキーのブライアン・アイクラーがポールポジション。マイク・スキナーが2列目4番手、これにトッド・ボダイン、ティモシー・ペターズ、デイビッド・スター、テリー・クック、テイラー・マルサムと続き、12台の“トヨタ タンドラ”が決勝へと進んだ。
予選の後、午後7時半から予定されていた決勝レースの開始時間になっても、強い雨は止まず、決勝レースも順延。翌日20日(土)午後12時半から行われることとなった。
20日(土)ネイションワイド・シリーズの練習走行の後、午後12時34分に1マイルオーバルを200周(200マイル:約320km)する決勝レースがスタート。ポールポジションからスタートを切ったアイクラーはポジションを維持することが出来ず、徐々に後退。
4番手、5番手スタートのスキナーとボダインが首位を行くロン・ホーナディ(シボレー)を追う展開となった。
38周目にこの日最初のイエローコーションが出されると、上位勢はピットイン。このピットでスキナーが2位、ボダインが3位に浮上。ミルウォーキーでは、燃料フルタンクで80周から90周の走行が可能なため、もう一度ピットインして給油を行えば最後まで走りきれる計算となる。
しかし、その後55周目の2度目のイエローの後、なかなかイエローが出ず、燃料の苦しくなったスキナーはグリーン下でピットイン。不運なことに、それからまもなくしてこの日3度目のイエローとなり、スキナーは首位から2周遅れと大きく後退してしまった。
スキナーの脱落後、ボダインが首位浮上。先週のミシガン戦でクラッシュし、手首を負傷しながらも出場し健闘を続けるブライアン・スコットが12番手スタートからポジションを上げ、ボダインに続く形となった。しかし、まもなく速さで勝るホーナディとデニス・セッツァー(シボレー)にかわされ、スコットが3位、ボダインが4位でフィニッシュ。
6位にステイシー・コンプトン、7位にマルサム、9位にスター、10位クックと続き、“トヨタ タンドラ”は6台がトップ10フィニッシュを果たした。
次戦第11戦は6月27日(土)に米国南部テネシー州メンフィスのメンフィス・モータースポーツ・パークで開催される。
ドライバー ブライアン・スコット:
「トップ5でフィニッシュ出来て良かった。良いスタートを切り、安定した走りで好結果でフィニッシュ出来た。もちろん常に勝利を目指しているが、3位という結果は、与えられた状況を考えれば悪い結果ではない。我々は最初から良いチームワークで戦うことが出来た。良いピットストップタイミングで、正しい調整を行い、グリーンの間、コース上に残ることが出来た。イエローが出されたとき、我々は次の周でピットインするつもりだったので、非常に幸運だった。我々はロングランで好調だった。もっと長いレースだったら、更に50周あれば、もっと上位を狙えたと思う.とはいえ、痛めた手首で厳しいレースを戦いながら、3位でフィニッシュ出来て良い1日となった」
第10戦 Copart 200 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 3 33 ロン・ホーナディ シボレー 200
2 21 8 デニス・セッツァー シボレー 200
3 12 16 ブライアン・スコット トヨタ タンドラ 200
4 5 30 トッド・ボダイン トヨタ タンドラ 200
6 14 60 ステイシー・コンプトン トヨタ タンドラ 200
7 9 81 テイラー・マルサム トヨタ タンドラ 200
9 7 24 デイビッド・スター トヨタ タンドラ 200
10 8 25 テリー・クック トヨタ タンドラ 200
15 1 51 ブライアン・アイクラー トヨタ タンドラ 199
18 6 17 ティモシー・ペターズ トヨタ タンドラ 199
19 4 5 マイク・スキナー トヨタ タンドラ 198
20 18 15 アリック・アルミローラ トヨタ タンドラ 198
28 20 11 T.J.ベル トヨタ タンドラ 37
29 28 90 ジェイソン・リフラー トヨタ タンドラ 30
観客数(主催者発表):28