<Toyota>
NASCAR NATIONWIDE SERIES
第12戦 Heluva Good! 200
5月30日(土)NASCARネイションワイド・シリーズの第12戦「Heluva Good! 200」がドーバー・インターナショナル・スピードウェイで開催された。
30日(土)決勝を前に、午前10時から予選が行われ、ジョーイ・ロガーノが今季初のポールポジションを獲得。カイル・ブッシュが3番手、スコット・スピードが4番手につけ、10台の“トヨタ カムリ”が決勝に進出した。
午後2時47分に1マイルオーバルを200周(200マイル:約320km)して競われる決勝レースがスタート。ポールポジションのジョーイ・ロガーノが順当に首位をキープし、3番手スタートのKy.ブッシュがこれに続く形となった。
序盤独走していたロガーノに、50周目前後からKy.ブッシュが接近し、57周目に逆転。この日最初の首位に立ち、後続を引き離して行ったが、74周目にこの日3度目のイエローコーションが出されると、上位勢はピットイン。このピットでロガーノがKy.ブッシュをかわし、首位に復帰した。
ロガーノはその後40周余りにわたって首位を走行したが、再びプッシュしたKy.ブッシュが109周目にロガーノをパス。しかし、ロガーノも離されることなく追随。ピットタイミングでの3周以外は、この2台が首位を交互に入れ替える、圧倒的な速さでレースを支配した。
168周目にこの日8度目のイエローコーションからの再スタートが切られた後、首位のKy.ブッシュはロガーノをやや引き離し、2位のロガーノと3位のブラッド・ケセロウスキー(シボレー)が接近戦を展開するが、4位以降は8秒以上の大差となり、そのままチェッカーかと思われた。
しかし、194周目に他車のタイヤブローによりコース上に破片が出てイエローコーション。再び後続との差はなくなり、レースは残り2周で決されることとなった。
先導していた“トヨタ カムリ ハイブリッド”のペースカーがピットレーンへと戻り、199周目の再スタートが切られた直後、トップのKy.ブッシュの右フロントタイヤが突然バースト。直後にいたロガーノは避けきれず軽く接触し、ロガーノは3位に後退。残り2周での追い上げを図ったが、僅かに届かず、惜しくも2位でチェッカーとなった。
4位にヴィッカーズ、7位スピード、8位にジェイソン・リフラーが入り、“トヨタ カムリ”は4台がトップ10フィニッシュを果たした。Ky.ブッシュは17位に終わったが、40ポイント差でシリーズランキング首位の座を守っている。
次戦第13戦は6月6日(土)に米国南部テネシー州ナッシュビルのナッシュビル・スーパースピードウェイで行われる。
ドライバー ジョーイ・ロガーノ:
「我々の“トヨタ カムリ”は素晴らしい仕上がりで、多くの周回でリードラップを獲得できた。本当に勝てる状況にあると感じていた。最後に失敗してしまっただけだ。何が起こったのかわからなかった。カイル(・ブッシュ)の後方で良い再スタートが切れた。それまでの再スタートでは常に彼が私の後方にぴったりつけていたので、今度は私が彼の後方にぴったり付けようとした。彼は私のラインをブロックするだろうと思っていたので、第1ターンでは彼の後方に留まり、その後で追い抜くチャンスを狙うつもりだった。しかし、想像していたよりも彼の速度が早く落ち、接触してしまった」
第12戦 Heluva Good! 200 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 12 88 ブラッド・ケセロウスキー シボレー 200
2 1 20 ジョーイ・ロガーノ トヨタ カムリ 200
3 17 29 クリント・ボウヤー シボレー 200
4 7 32 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ カムリ 200
7 4 99 スコット・スピード トヨタ カムリ 200
8 23 38 ジェイソン・リフラー トヨタ カムリ 200
11 29 47 マイケル・マクドウェル トヨタ カムリ 200
17 3 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 200
19 40 15 マイケル・アネット トヨタ カムリ 198
24 41 87 ケヴィン・コンウェイ トヨタ カムリ 194
27 33 11 スコット・レガセイ・Jr. トヨタ カムリ 158
34 22 10 マーク・デイヴィス トヨタ カムリ 83
観客数(主催者発表):35