NASCAR

カイル・ブッシュが今季3勝目

<Toyota>
NASCAR NATIONWIDE SERIES
第9戦 Lipton Tea 250

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5月1日(金)NASCARネイションワイド・シリーズの第9戦「Lipton Tea 250」がリッチモンド・インターナショナル・レースウェイで開催された。

 1日(金)決勝を前に午後4時10分から予選が行われ、カイル・ブッシュが3番手、ジョーイ・ロガーノが4番手につけ、チームメイト同士で2列目を確保。ジェイソン・リフラーとブライアン・スコットが9番手、10番手。11台の“トヨタ カムリ”が決勝に駒を進めた。

 午後7時46分、0.75マイルオーバルを250周(187.5マイル:約300km)して競われる決勝レースがスタート。3番手グリッドのKy.ブッシュがスタートダッシュを決め、3周目に首位に浮上した。

 Ky.ブッシュはアンダーステア傾向の強いコンディションで、ハンドリングに苦しみながらも、ピットインの度に調整を加え、首位争いを繰り広げた。
 中盤まではKy.ブッシュとマイク・ブリス(シボレー)ポジションを入れ替えながら首位を争っていたが、ブリスがトラブルで後退すると、Ky.ブッシュと、シリーズランキングを争うカール・エドワーズ(フォード)とのトップ争いになった。

 229周目にエドワーズをかわし、首位に立ったKy.ブッシュは、後続を引き離しにかかったが、直後に多重クラッシュが発生。ブライアン・スコットらが巻き込まれ、8周にわたる長いイエローコーション。再スタート直後にも再び他車のスピンによりイエローが出され、レースは246周目、残り5周での勝負となった。

 上手い再スタートを切ったKy.ブッシュは、エドワーズにつけこむ隙を与えず、トップでフィニッシュ。シリーズ今季3勝目を挙げた。6位にロガーノ、8位にマイケル・マクドウェル、10位にジェイソン・リフラーが入り、“トヨタ カムリ”は4台がトップ10フィニッシュを果たした。
 次戦第10戦は5月8日(金)にダーリントン・レースウェイで行われる。

ドライバー カイル・ブッシュ:
「チームクルーは本当に価値ある仕事を成し遂げてくれた。練習走行の時から、彼らは本当にハードに作業を続けた。我々は車両に関して多くの変更を行い、苦しみ続けた。レーススタート時は、アンダーステアが酷かったが、それをレース中に調整し、調子は上がっていった。それでも、マイク・ブリスは非常に速かったので、誰も彼には勝てないだろうと思っていた。また、カール(・エドワーズ)もロングランで好調に見えたが、最も重要な、レースの最後には、我々の“トヨタ カムリ”が最速のレースカーになっていた。チームやトヨタ、スポンサー、そして応援してくれたファンに感謝したい」

第9戦 Lipton Tea 250 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回

1 3 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 250
2 7 60 カール・エドワーズ フォード 250
3 1 16 マット・ケンセス フォード 250
6 4 20 ジョーイ・ロガーノ トヨタ カムリ 250
8 22 47 マイケル・マクドウェル トヨタ カムリ 250
10 9 38 ジェイソン・リフラー トヨタ カムリ 250
14 34 07 デヴィッド・グリーン トヨタ カムリ 249
17 42 11 スコット・レガセイ・Jr. トヨタ カムリ 248
27 21 99 スコット・スピード トヨタ カムリ 246
28 24 32 バーニー・レマー トヨタ カムリ 246
29 30 36 マーク・デイヴィス トヨタ カムリ 244
32 10 10 ブライアン・スコット トヨタ カムリ 232
34 35 15 マイケル・アネット トヨタ カムリ 219
 
観客数(主催者発表):60