＜Vertex Sports＞
＜２００９． ２． １ ノースカロライナ州 シャーロット＞
現地時間２月１日（ 日本時間２月２日） ､日本人初のストックカーチームオーナーである服部茂章率いる『ＨＡＴＴＯＲＩ ＲＡＣＩＮＧ ＥＮＴＥＲＰＲＩＳＥＳ（ＨＲＥ）』は､２月７日デイトナスピードウェイで行われる２００９ ＡＲＣＡＲＥ/ＭＡＸシリーズ 開幕戦『Ｌｕｃａｓ Ｏｉｌ Ｓｌｉｃｋ Ｍｉｓｔ ２００』に､観光庁及び日本政府観光局（JNTO）が推進する『ビジット・ジャパン・キャンペーン』の一環として『ＣａｒＮｏ.０１ Ｙｏｋｏｓｏ！Ｊａｐａｎ ＴＯＹＯＴＡ』で出場する。
１９９５年に渡米、レースカードライバーとしてインディシリーズで活躍した服部は、３度目のインディ５００への挑戦の後、新たな活躍の場としてアメリカンストックカーシリーズを選ぶ。 ２００５年にはＮＡＳＣＡＲクラフトマントラックシリーズにトヨタタンドラで参戦、昨年より自身のレースチームを設立。 日本人初のチームオーナーとしてアメリカンモータースポーツの歴史に新たな１ページを刻むとともに、若く才能のあるアメリカのドライバーを育てるという新たなチャレンジをスタートさせた。
チームオーナーとして初年度の昨年、２２歳のアメリカ人ドライバー、ショーン・ケース（Ｓｅａｎ Ｃａｉｓｓｅ）を起用、２位入賞を含む素晴らしい成績を残した。そして２年目の今年、観光庁と日本政府観光局（JNTO）が推進する「ビジット・ジャパン・キャンペーン」とのコラボレーションにより、２００９ ＡＲＣＡ ＲＥ/ＭＡＸシリーズ 開幕戦『Ｌｕｃａｓ Ｏｉｌ Ｓｌｉｃｋ Ｍｉｓｔ ２００』に『ＣａｒＮｏ.０１ Ｙｏｋｏｓｏ！Ｊａｐａｎ ＴＯＹＯＴＡ』で出場する。 渡米して１５年、現地に根付いた活動を続けてきた服部だからこそ可能となる、レースを通じて日本の魅力を海外に発信していくというこの新しいプロジェクトは、注目を浴び多くの話題を集めることになるだろう。
■ＡＲＣＡ ＲＥ/ＭＡＸシリーズとは
Ｔｈｅ Ａｕｔｏｍｏｂｉｌｅ Ｒａｃｉｎｇ Ｃｌｕｂ、通称『ＡＲＣＡ』が主催するストックカーシリーズのトップクラスに位置するシリーズ。 アメリカのモータースポーツの中では入門クラスにあたり､このシリーズを足掛かりにトップカテゴリーである『ＮＡＳＣＡＲシリーズ』参戦のチャンスを掴む登竜門的なカテゴリーとされる。
■ビジット・ジャパン・キャンペーンとは
２０１０年に訪日外国人旅行者数を１，０００万人とするとの目標に向け、日本の観光魅力を海外に発信するとともに日本への魅力的な旅行商品の造成等を行うため官民一体で推進しているキャンペーン。 日本政府観光局（JNTO)がその事業実施の中心的な役割を担っている。 詳しくは、JNTO 本部ウェブサイト：http://www.jnto.go.jp 及び米向けウェブサイト：http://www.japantravelinfo.com を参照。
■チーム体制及び使用マシン
チーム名： ＨＡＴＴＯＲＩ ＲＡＣＩＮＧ ＥＮＴＥＲＰＲＩＳＥＳ（ＨＲＥ）
所在地： ２２２ Ｒａｃｅｗａｙ Ｄｒｉｖｅ Ｍｏｏｒｅｓｖｉｌｌｅ ＮＣ ２８１１７
チームオーナー： Ｓｈｉｇｅａｋｉ Ｈａｔｔｏｒｉ
使用車両： ＴＯＹＯＴＡ ＣＡＭＲＹ (カムリ)
エンジン： ＴＯＹＯＴＡ ＴＲＤ
■服部茂章プロフィール
岡山県出身 １９６３年１１月 ３日生まれ １７０センチ ６５キロ
１９９４年 フォーミュラトヨタシリーズ（日本） シリーズチャンピオン獲得
１９９５年 トヨタアトランティックシリーズ ２位
１９９６〜９８年 インディライツシリーズ ９８年 ホームステッド 優勝 ゲータウェイ 優勝
２０００〜０３年 ＩＲＬシリーズ(インディレーシングリーグ) 予選最高位５位 決勝最高位６位 ＩＮＤＹ５００決勝２０位
２００５年 ＮＡＳＣＡＲクラフトマントラックシリーズ参戦
２００８年〜 チームオーナーとしてＡＲＣＡ ＲＥ/ＭＡＸシリーズ参戦
■ドライバー／マイケル・アネット（Ｍｉｃｈａｅｌ Ａｎｎｅｔｔ）プロフィール
アメリカ合衆国アイオワ州デスモインズ出身 １９８６年 ６月２３日生まれ １８０センチ ７５キロ
２００７年 ＡＲＣＡ ＲＥ／ＭＡＸシリーズ タラデガ 優勝
２００８年〜 ＮＡＳＣＡＲキャンピングワールド トラックシリーズ 及び ＡＲＣＡ ＲＥ／ＭＡＸシリーズ参戦
ＡＲＣＡ ＲＥ／ＭＡＸシリーズ デイトナ 優勝
２００９年〜 ＮＡＳＣＡＲキャンピングワールド トラックシリーズ 及び ＡＲＣＡ ＲＥ／ＭＡＸシリーズ参戦
■チームオーナーコメント （Ｓｈｉｇｅａｋｉ Ｈａｔｔｏｒｉ）
早いものでアメリカに来て１５年が経ちました。 日々アメリカの文化に馴染んで行く一方、自分が生まれた日本という国の素晴らしさを改めて認識していますが、自動車レースを通じて日本をアメリカの国民に紹介する機会に恵まれた事にとても感謝しています。 開幕戦が開催されるデイトナはＮＡＳＣＡＲの聖地とも言われており、ここで勝つ事は全ての参加チーム及びドライバーの最大の目標です。 レースへのチャレンジは勿論、本参戦により少しでも多くの人々が日本の文化や都市に興味を持ち実際に日本を訪れるきっかけになるなど、「ビジット・ジャパン・キャンペーン」成功の手助けとなることを心より願っております。
■ドライバーコメント （Ｍｉｃｈａｅｌ Ａｎｎｅｔｔ）
今回、この様なチャンスを頂けた事にとても感激しています。 シゲアキのチームは昨年常にトップ争いをしていたので、そのチームからデイトナのレースに参戦出来るのはドライバーとして最高の喜びです。 「ビジット・ジャパン・キャンペーン」に関しては、トヨタがＮＡＳＣＡＲに参戦を始めてから、一度は日本に行ってみたいと思っていたので、僕がデイトナで走るマシンを日本のコマーシャルに使うと聞いた時はすごく良いアイデアだと思いました。 チームは素晴らしい車を準備してくれているので、必ずレースに勝ってこのプロジェクトを成功させ、是非日本に行ってみたいと思います。
■デイトナインターナショナルスピードウェイ
自動車レースにおける米国の国技とも称されるＮＡＳＣＡＲの発祥の地。
所在地： １８０１ Ｗｅｓｔ Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ Ｓｐｅｅｄｗａｙ Ｂｌｖｄ Ｄａｙｔｏｎａ Ｂｅａｃｈ ＦＬ ３２１１４
オーナー： Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ Ｓｐｅｅｄｗａｙ Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ
設立年： １９５９年
最大観客収容数： １６８，７００人
コース形状： ２．５マイル（約４キロ）／トライオーバル（三角形に近い楕円形）
■２００９ Ｌｕｃａｓ Ｏｉｌ Ｓｌｉｃｋ Ｍｉｓｔ ２００ レ―ススケジュール
２月５日（木曜日）
午前１１時００分〜 ドライバーズミーティング
午後１２時００分〜 練習走行
２月６日（金曜日）
午前 ７時００分〜 ガレージオープン／レジストレーション開始
午後１２時００分〜 予選／各車２周
午後 ５時１０分〜 最終練習走行
２月７日（土曜日）
午後 ２時１５分〜 ドライバーズミーティング
午後 ３時３０分〜 ドライバー 紹介
午後 ４時１５分〜 決勝レース／８０周・２００マイル（約３２２キロ）