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“トヨタ カムリ”シリーズ5連勝!デニー・ハムリンが地元で嬉しい初勝利を挙

<Toyota>

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NASCARネイションワイド・シリーズ
第11戦 Lipton Tea 250

 5月2日(金)リッチモンド・インターナショナル・レースウェイでNASCARネイションワイド・シリーズ第11戦「Lipton Tea 250」が開催された。
 今大会はネイションワイド・シリーズのスケジュールは全て1日で行われるワンデイ・イベント。午前8時45分からの公式練習の後、スプリント・カップ・シリーズの公式練習を経て、午後4時から予選が行われた。予選では、地元出身のデニー・ハムリンが“トヨタ カムリ”勢最上位の3番手グリッドを獲得。デビッド・ロイティマンが8番手、ジェイソン・リフラーが11番手。マイク・ウォレスが18番手につけたが、シリーズ3勝を挙げているカイル・ブッシュはセッティングに苦しみ、25番手スタートとなった。
 午後7時50分、0.75マイルオーバルを250周(187.5マイル:約300km)で競われる決勝レースがスタート。
 3番手スタートのハムリンは、首位にこそ立たないものの常にトップ5圏内で走行。トップ浮上のチャンスを窺いながらのレースとなった。
 ゴール目前となった228周目、この日7度目のコーションが出されると、4位走行中のハムリンはピットインし、給油と共にタイヤを交換。しかし、他の上位勢はピットインせずにコース上に留まる判断を採った。その後、再スタート直後のクラッシュで再びイエローコーションとなり、長いイエローコーションの後、残り12周で再スタートが切られると、ハムリンは目の覚めるような走りを見せ、前走車を次々とパス。残り9周で首位に立つと、更に後続との差を拡げて行った。
 残り4周の時点で出されたイエローコーションにより、レースは最後の2周で勝負を決することとなったが、ハムリンは危なげなく最後のスプリントも制し、地元リッチモンドでの初勝利を挙げた。
 一方、25番手と後方からのスタートとなったKy.ブッシュはレース中も苦戦し、中団グループでの戦いを余儀なくされたが、ピットでの調整が効を奏し、徐々にポジションを挽回。終盤にはハムリンと共に上位争いを繰り広げ、3位でフィニッシュした。
 次戦第12戦は5月9日(金)ダーリントン・レースウェイでスプリント・カップ・シリーズとの併催で行われる。

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ドライバー デニー・ハムリン:
「地元のリッチモンドで勝てたということが信じられない。カップ・シリーズや他の全てのレースを含めても、私にとってはこれまでで最大の勝利だ。リッチモンドで勝てたことは、私にとって多くの意味を持っている。今日は最初からずっと調子が良かったというわけではなかった。しかし、クルーチーフがレース中もずっと“トヨタ カムリ”を改良するための努力を続けてくれた。我々にとって信じられない勝利だ。私はいつも、リッチモンドでは勝てる状況が巡ってこないと言っていた。我のレースカーが最高でも、最悪でも、決して勝てないかのように思われた。終盤、ライバル達はピットインせず、タイヤを交換しないという判断をしたとき、我々はまた勝てないのかと思った。しかし、地元のファンの前で念願の勝利を挙げることが出来、本当に素晴らしい気分だ」

第10戦 Lipton Tea 250 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 3 20 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 253
2 6 33 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 253
3 25 32 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 253
13 18 7 マイク・ウォレス トヨタ カムリ 253
16 11 38 ジェイソン・リフラー トヨタ カムリ 253
18 8 99 デイビッド・ロイティマン トヨタ カムリ 251
選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 クリント・ボウヤー シボレー 1565
2 カール・エドワーズ フォード 1556
3 カイル・ブッシュ トヨタ 1553
6 デイビッド・ロイティマン トヨタ 1407
8 ジェイソン・リフラー トヨタ 1342
9 マイク・ウォレス トヨタ 1297
23 トニー・スチュワート トヨタ 806
24 デニー・ハムリン トヨタ 795
40 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 472
67 ジェイムス・ビュッシャー トヨタ 109
76 マイケル・マクドウェル トヨタ 82
87 ミシェル・ジョルダインJr. トヨタ 55
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 トヨタ 77
2 シボレー 70
3 フォード 56
4 ダッジ 39
※結果及びポイントは暫定