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NASCARクラフツマン・トラック・シリーズ 第2戦【フォンタナ】フォト&レポート

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勝利を逃した先週末の悔しさを晴らすかのように快走を見せたカイル・ブッシュが、独走でクラフツマン・トラック・シリーズ第2戦を制した。この日20番手からスタートしたブッシュは、次々にポジションをあげ、23周目に同じトヨタ勢のトッド・ボダインからトップを奪って見せる。その後100周レースの51周でリードを獲ったブッシュは、1秒415もボダインを引き離し、シリーズ通算7勝目のトップ・チェッカーを受けた。先週末、0.077秒という僅差でボダインに敗れたブッシュは、見事にリベンジを果たし、シリーズ・ランキングでもトップに躍り出た。「トラック・シリーズで走ることはすばらしい経験になるよ。このチームで走るのがほんとうに楽しいんだ」と喜ぶブッシュ。表彰式で高々とトロフィーを持ち上げて見せた。今シーズン初勝利の喜びもつかの間、今週末ネイションワイドとスプリント・カップにも出場するブッシュは、この後行われるスプリント・カップの最終プラクティスに向け、ガレージへ走っていったのはなんとも印象的だった。

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先週末のデイトナ同様、トラック・シリーズはトヨタ・タンドラの独壇場となった。トップのカイル・ブッシュを先頭に、開幕戦ウイナーのトッド・ボダイン、ジョニー・ベンソン、テリー・クックが続き、トップ4を独占。100周レースの79周をトヨタ・タンドラが支配した。さらにトップ10には7台のタンドラが入り、アメリカのビッグ3は太刀打ちできなかった。磐石の態勢で開幕2戦を制したトヨタが、今後もシリーズを席巻していくのは間違いなさそうだ。

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アメリカ勢のトップは、シボレーを駆るロン・ハーナデイJr.。ポール・ポジションからスタートし、2回目のフル・コース・コーションが発生するまでの15周でリードを守った。しかし、その後はトヨタ勢の勢いに歯が立たず、5位にとどまるのが精一杯。他のアメリカ勢もフォードが7位と9位に入ったのみで、ダッヂにいたっては16位のデニス・セッツァーが最上位という状況だった。開幕からトヨタ勢に劣勢を強いられているアメリカ勢。シリーズを盛り上げるためにも巻き返しを期待したい。

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青空が広がった朝のカリフォルニア・スピードウェイ。昨日は雨に祟られ、プラクティスと予選がキャンセルとなってしまっただけに、今日の天候もあやぶまれていたが、朝の時点でその心配はなさそうに思えた。しかし、トラック・シリーズのレース後半、徐々に雲行きが怪しくなっていき、スピードウェイ上空は厚い雲に覆われてしまう。日が陰ってしまったため、気温は17度までしか上がらず、ジャケットが必要なほどだった。それでもしばらくは雨の気配は無く、トラック・シリーズのレースは無地終了。続けてスプリント・カップの最終プラクティスが始まったが、開始40分後にとうとう雨が降り出し、満足な走行も出来ないままプラクティスは中止となった。

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勢いを増した雨は、1時間ほど降り続けてから一旦おさまり、ネイションワイド・シリーズの開催に向け、コースの乾燥作業が敢行された。オーバル・コースではお馴染みのジェット・ドライヤーが丹念にコースを回っていたのだが、無常にも再び強い雨が降り出してしまう。その後再度雨が止み、乾燥作業が懸命に行われたものの、あざ笑うかのようにまたしても雨が降り出した。結局関係者の努力は実らず、アメリカ東部時間午後10時7分にネイションワイド・シリーズの延期が決定。レースは明日のスプリント・カップ終了1時間後に、グリーン・フラッグが振られることになった。