NASCAR

“トヨタ カムリ”初のロードコースで6位、3台揃ってトップ15入り

<Toyota>

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Courtesy of Toyota Motorsports
NASCARブッシュ・シリーズ
第3戦 Telcel-Motorola 200
 NASCARのトップ3カテゴリが同じ週末に同一コースで行われた開幕からの2戦を終え、ブッシュ・シリーズが一足先に、第3戦を国境を越えたメキシコ・メキシコシティへと舞台を移し、オートドローモ・エルマノス・ロドリゲスで開催された。
 このコースは90年代前半まではF1も行われていた常設のロードコース。メキシコの首都、メキシコシティ近郊に位置し、標高2200m以上という高地でも知られている。今シーズンからブッシュ・シリーズに参戦を開始した“トヨタ カムリ”にとっては、初めてのロードコースでのレースとなる。
 NASCARブッシュ・シリーズ第3戦「Telcel-Motorola 200」は3月4日(日)の決勝に先駆け、前日3月3日(土)に予選が行われ、”トヨタカムリ”勢は、J.リフラーが23番手、D.ロイティマン25番手、D.ブレイニー31番手というグリッドを確保。
 3月4日(日)午後1時半、グランドスタンドを埋め尽くした大観衆の前で決勝レースのスタートが切られた。
 レースは終盤に近づくに連れ、接触によるイエローコーションが頻発する荒れた展開となったが、3台の“トヨタ カムリ”は初めてのロードコースながら最後まで接触に巻き込まれることなく走り抜き着実にポジションをアップ。
 終盤で大きく順位を上げたJ.リフラーが6位でフィニッシュを果たした。“トヨタ カムリ”は、開幕戦で2位、第2戦10位と、開幕からの3戦全てでトップ10フィニッシュを続けている。
 また、D.ロイティマンとD.ブレイニーも12位、13位と好位置でフィニッシュし、“トヨタ カムリ”は初のロードコースで3台が揃ってトップ15フィニッシュを果たすこととなった。
 ブッシュ・シリーズの次戦は3月10日(土)に米西部のネバダ州最大の都市ラスベガスのラスベガス・モーター・スピードウェイで開催される。
ドライバー J.リフラー:
「今日のレースは消耗戦だった。最後まで走り切ることを目指し、それを達成すれば良い結果がついてくると分かっていた。我々の“トヨタ カムリ”は、レース終盤にはトップグループと遜色ない速さを持っていた。そうなるまでには若干時間を要したが、終盤は良い状態に仕上がった。初のロードコースでの結果には満足している」
ドライバー D.ロイティマン:
「初めてのロードコースでのレースだったが、ここで本当に多くのことを学んだ。我々の“トヨタ カムリ”はライバル勢よりも速く、チームも良い仕事で私の士気を保ってくれるとともに、良いアドバイスを与えてくれた。一度接触を避けるためにコースオフを喫したが、無事にコースに復帰出来、トップ15内でチェッカーを受けることが出来た。今日の結果はチームの努力によるものだと思っている。“トヨタ カムリ”は好調で、私も気持ちよくドライビング出来、100%の力を出し切れた。この勢いで、次戦ラスベガスではもっと良い結果を狙う」

第3戦 Telcel-Motorola 200 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 3 #42 J.モントーヤ ダッジ 82
2 5 #20 D.ハムリン シボレー 82
3 7 #9 B.セイド ダッジ 82
6 23 #38 J.リフラー トヨタ・カムリ 82
12 25 #99 D.ロイティマン トヨタ・カムリ 82
13 31 #10 D.ブレイニー トヨタ・カムリ 82
選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 ポイント
3 D.ブレイニー 433
8 D.ロイティマン 324
12 J.リフラー 301
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 21
2 フォード 17
3 トヨタ 15
4 ダッジ 13