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“トヨタ カムリ”参戦初年度をドライバーズランキング2位、3位で終える

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NASCARブッシュ・シリーズ
第35戦 Homestead 300

 11月17日(土)ホームステッド・マイアミ・スピードウェイで、NASCARブッシュ・シリーズの第35戦「Homestead 300」が行われた。
 シリーズ最終戦となった今大会には、5台の“トヨタ カムリ”が出場。決勝に先立って正午から行われた予選では、D.ブレイニーが好調で3番手グリッドを確保。前日にクラフツマン・トラック・シリーズを戦い、翌日曜日も別チームからカップ・シリーズに参戦するT.ボダインが15番手。ランキング上位につけるD.ロイティマンとJ.リフラーはそれぞれ17、19番手。ブッシュ・シリーズ3戦目の出場となるルーキーのM.マクドウェルが26番手で決勝へと進んだ。
 午後4時、200周(300マイル:約480km)の決勝レースがスタート。D.ブレイニーは3番手スタートから好スタートを切り、2位に浮上すると、61周目にはトップに立ち、その後27周に渡って首位を走行。しかし、中盤戦に入るとオーバーステア症状に見舞われ、105周目に単独スピン。幸運にもダメージは無かったものの、ピットインを強いられ、27位まで後退。その後、14位までポジションを戻したが、終盤のピットタイミングが合わず、26位に終わった。
 一方、17番手、19番手からスタートを切ったD.ロイティマンとJ.リフラーも好調にポジションを上げて上位争いを展開。残り40周の時点で、6位、7位を走行し、5位を猛追。無念の後退となったD.ブレイニーに代わり、ブッシュ・シリーズデビューイヤーでの、“トヨタ カムリ”3勝目を目指した。しかし、終盤、グリーン下で給油及びタイヤ交換のためのピットインを行った直後に、不運なイエローコーションとなり、ポジションダウンを余儀なくされ、J.リフラーが14位、D.ロイティマンが15位でチェッカーを受けた。この結果、暫定ながらD.ロイティマンはシリーズランキング2位、J.リフラーは同3位となり、“トヨタ カムリ”は、ブッシュ・シリーズのデビューイヤーに、ドライバーズランキングでの2位、3位という好結果を得ることとなった。
 ブッシュ・シリーズ参戦初年度の“トヨタ カムリ”は、7月のインディアナポリスと10月のメンフィスで計2勝を挙げ、4回のポールポジションを獲得する活躍を見せた。
 2008年シーズンは、NASCARネイションワイド・シリーズと名称を変え、2月16日(土)に米国南東部フロリダ州デイトナビーチのデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで激戦が開始される。

ドライバー J.リフラー:
「レース中に車体右側を接触させてしまった。しかし、それを除けば、我々の“トヨタ カムリ”は本当に好調だった。2度目のピットストップでクルーは車体横を修復し、レースを続けることが出来た。今日は、結果こそ14位であったが、全体的に見て今年は良い年であり、チーム全員を本当に誇らしく思っている。来年も再び戦うための準備をして行く。我々は、今年よりも良い前半戦が戦えれば、来年こそ、本当にシリーズタイトルを狙えると思っている」

第35戦 Homestead 300 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 30 29 J.バートン シボレー 200
2 12 5 M.マーティン シボレー 200
3 13 17 M.ケンセス フォード 200
14 19 38 J.リフラー トヨタ カムリ 200
15 17 99 D.ロイティマン トヨタ カムリ 200
26 3 10 D.ブレイニー トヨタ カムリ 199
32 26 44 M.マクドウェル トヨタ カムリ 176
37 15 03 T.ボダイン トヨタ カムリ 124
選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 ポイント
2 D.ロイティマン 4187
3 J.リフラー 3996
22 D.ブレイニー 2491
53 B.ヴィッカーズ 796
57 T.ボダイン 707
92 D.グリーン 294
94 M.マクドウェル 291
98 B.サントス 235
130 D.ジャレット 94
158 M.ウォルトリップ 34
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 267
2 フォード 204
3 ダッジ 155
4 トヨタ 144
※結果及びポイントは暫定