<Toyota>
NASCARクラフツマン・トラック・シリーズ
第9戦 Sam’s Town 400
6月8日(金)米国南部テキサス州フォートワースのテキサス・モーター・スピードウェイNASCARクラフツマン・トラック・シリーズ第9戦「Sam’s Town 400」が行われた。
7日(木)の夜に行われた予選では、前戦まで6戦連続ポールポジションを獲得しているM.スキナーが、自身の持つ8戦連続ポールポジション獲得へ続くかに注目が集まった。しかし、昨年ここテキサスで勝利を挙げ、直前の2度の公式練習でどちらもトップタイムをマークするなど絶好調のT.ボダインが僅差でポールポジションを奪取。M.スキナーは2番手につけ、“トヨタ タンドラ”が最前列を独占。昨年6月のテキサス戦において、最終ラップの大逆転で勝利を挙げたT.ボダインと2位に入ったM.スキナーの2台が最前列から決勝レースをスタートすることになった。
8日(金)午後8時、1.5マイルオーバルを167周・250マイル(約400km)で行われる決勝レースがスタート。スタート直後から最前列のT.ボダインとM.スキナーが激しいバトルを展開した。しかし、T.ボダインは36周目に突如燃料系のトラブルでスローダウン。走行は続けたものの17位まで後退してしまった。
変わってM.スキナーとトップ争いを繰り広げたのは4番手スタートのJ.ベンソン。しかし、J.ベンソンも61周目にエンジンから白煙を上げて戦線離脱となってしまった。
その後、M.スキナーがトップ争いを続ける中で、T.ボダインは“トヨタ タンドラ”の速さを活かし着実にポジションを復帰。終盤上位勢がグリーンフラッグ下での給油ピットを強いられた直後、絶妙のタイミングで出されたイエローコーションを活かしてピットイン。再びトップ争いに加わった。
T.ボダインはチェッカーを目前にした161周目の再スタート後、首位を行くT.クバピル(フォード)と激しいバトルとなり、2台は接触し、T.クバピルは内側の壁にクラッシュ。しかし、T.ボダインにはダメージはなく、レースを続行。このアクシデントでイエローコーションとなり、レースは2周延長され、最後1周のスプリントで再スタート。
最後はT.ボダインが首位を逃げ切り、シリーズのディフェンディングチャンピオンが今季初勝利を挙げた。M.スキナーは最終ラップで2位に浮上してチェッカー。“トヨタ タンドラ”は1-2フィニッシュを飾った。トップと同一周回フィニッシュはわずか6台という波乱のレースであった。“トヨタ タンドラ”はこの勝利で、2004年の参戦からの通算30勝目となった。
次戦第9戦は6月16日(金)にネクステル・カップ・シリーズと併催でミシガン・インターナショナル・スピードウェイで行われる。
ドライバー T.ボダイン:
「我がチームのモットーは『決して諦めない』であり、その通り最後まで諦めずに戦った。トラブルに見舞われた時も、全開で走り続けた。私の“トヨタ タンドラ”は信じられないほど速かった。チームが毎日懸命の作業を続けてくれたお陰だ。最後のバトルでは、私は新しいタイヤを装着していた。私の“トヨタ タンドラ”はこの週末を通して最高の仕上がりで、勝利を挙げることが出来た」
第9戦 Sam’s Town 400 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 1 30 T.ボダイン トヨタ・タンドラ 169
2 2 5 M.スキナー トヨタ・タンドラ 169
3 14 14 R.クロフォード フォード 169
9 24 9 T.マスグレイブ トヨタ・タンドラ 168
11 5 1 A.ファイク トヨタ・タンドラ 168
12 22 59 T.クック トヨタ・タンドラ 168
13 7 00 J.ワイズ トヨタ・タンドラ 167
21 13 36 R.マシューズ トヨタ・タンドラ 164
26 25 60 J.スプレイグ トヨタ・タンドラ 91
29 4 23 J.ベンソン トヨタ・タンドラ 61
選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 ポイント
1 M.スキナー 1543
3 T.ボダイン 1362
5 T.マスグレイブ 1265
7 J.スプレイグ 1129
8 J.ベンソン 1126
10 A.ファイク 1120
12 T.クック 1039
25 AJ.アルメンディンガー 688
28 T.ウォーカー 585
35 R.マシューズ 327
38 J.ワイズ 236
72 J.ホブグッド 55
73 K.バトラー三世 55
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 トヨタ 67
2 シボレー 55
3 フォード 48
4 ダッジ 28
※結果及びポイントは暫定