CHAMP CAR

セバスチャン・ブルデイがニューマン/ハース/ラニガン・レーシングのチャンプ・カー100勝目を、ポートランドの歴史的なイベントで達成

<Champ Car World Series>
マツダ・チャンプ・カー・グランプリ・オブ・ポートランド・プレゼンテッド・バイ・ジョーズ・スポーツ・アンド・アウトドアは、スタートから歴史的な日であることを誰もが知っていた。そして、チェッカード・フラッグが振られたことでさらに歴史的に意義深いレースになり、ニューマン/ハース/ラニガン・レーシングがチャンプ・カー100勝目を達成した。チャンプ・カーの歴史上初めて、レースは伝統的なローリング・スタートでなく、スタンディング・スタートで始まった。すべてのドライバーがクリーンなスタートを切ることができ、そのままコーションが発生することなく、セバスチャン・ブルデイ(#1マクドナルド・コスワース/DP01/ブリヂストン)が軽々と3連勝を成し遂げた。
ポールシッターのジャスティン・ウィルソン(#8CDWコスワース/DP01/ブリヂストン)は、スタートからリードを広げ、1回目のピット・ストップまでにその差を15秒へ拡大し続けた。ウィル・パワー(#5オージー・ヴァインヤーヅ・コスワース/DP01/ブリヂストン)はスタートでジャンプ・アップし、7番手のスタート・ポジションから3番手まで浮上してフェスティバル・カーブを駆け抜け、そのすぐ後ろをセバスチャン・ブルデイと、アレックス・タグリアーニ(#8 LXN2コスワース/DP01/ブリヂストン)が追いかけた。
グリッド後方にいたポール・トレイシー(#3インデック・コスワース/DP01/ブリヂストン)は、1周目で4つもポジションをあげたが、3周目のターン6でスピンを喫する。残りのレースを別の戦略でポジション挽回を狙ったものの、結局10位でフィニッシュすることとなった。トレイシーが最も早い17周目でピットに入る一方、ブルデイは燃料を最大までセーブすることで、29周目までピットに入らず、燃料補給を短くすませて2番手でコースに復帰した。
最初のピット・ストップでは、パワーが所属するチーム・オーストラリアのクルーが、ミナルディ・チームUSAのメカニックを出し抜き、ロバート・ドーンボス(#14ミナルディ・チームUSAコスワース/DP01/ブリヂストン)から3番手を奪取。この2チームは103周レースの最後までバトルをし続け、最後はドーンボスがチャンプ・カー4戦中3回目の表彰台を獲得し、パワーが4位でフィニッシュした。
ドーンボスとパワーの2人がバトルしている間、3回のディフェンディング・チャンピオンはウィルソンが築いたギャップを縮め始めていた。ブルデイは第2ティントでウィルソンより速いラップ・タイムを記録し続け、2回目のピット・ストップ直後のターン1でウィルソンをパス。そこから14秒近くまで引き離して優勝を手にした。ウィルソンはブルデイに追いつこうとベストを尽くしたが、ポートランド・インターナショナル・スピードウエイの2年連続2位フィニッシュが精一杯だった。
Rスポーツのアレックス・タグリアーニ(#8LXN2コスワース/DP01/ブリヂストン)は、2007年に入ってから安定した走りを続け、今シーズン3回目のトップ5フィニッシュとなる5位に入った。ダン・クラーク(#4ミナルディ・チームUSAコスワース/DP01/ブリヂストン)は9番手からスタートし、今シーズン・ベストの6位でレースを終えた。
ルーキーのトリスタン・ゴメンディ(#22ペイ・バイ・タッチ・メガスピエラ・コスワース/DP01/ブリヂストン)は、5位となったチャンプ・カー・デビュー戦のラスベガス、レースをリードしたロング・ビーチとヒューストンの勢いそのままに、この若いフランス人は安定した走りで7位に入った。その他のルーキー、シモン・パジノウ(#15オージー・ヴァインヤーヅ・コスワース/DP01/ブリヂストン)と、グラハム・レイホール(#2メディ・ゾーン・コスワース/DP01/ブリヂストン)が、二人ともトップ10に入りを果たし、それぞれ8位と9位になった。
ドライバーが真夏の連戦に向けて準備をしている今、チャンピオン争いはセバスチャン・ブルデイが105ポイントでリードし、ウィル・パワーが2位で94ポイント、ルーキーのロバート・ドーンボスが87ポイントの3位で追いかける。Rスポーツのチームメイトのアレックス・タグリアーニとジャスティン・ウィルソンは、チャンピオンシップで現在4位と5位だ。
チャンプ・カー・ワールド・シリーズの第5戦は、オハイオ州クリーブランドのバーク・レイクフロント・エアポートで6月22日から始まり、24日にグランプリ・オブ・グリーブランドが開催される。イベントはCBSスポーツによって生中継され、レース・ファンはチャンプ・カーのオフィシャル・ウェブ・サイト、www.champcar.ws のレース・ディレクターを通じて視聴が可能だ。
主な注目のポイント
今日のレースは2000年のロード・アメリカ以来となる、コーション・フリーのレースだった。
チャンプ・カーは2006年のイエロー・スタート以来、207周連続してグリーン・フラッグ・ラップを、このポートランド・インターナショナル・レースウエイで達成している。
セバスチャン・ブルデイは、ニューマン/ハース/ラニガン・レーシングのチャンプ・カー100勝目を13秒537の差で獲得。マリオ・アンドレッティが15秒98のマージンで勝利を手にした1983年のエルクハート・レイク、ロードアメリカから優勝街道は始まった。
トップ3インタビュー
セバスチャン・ブルデイ: 「歴史を作ったなんて思ってないよ。ただ僕はこのチームにいただけなんだ。とにかく3人のすばらしいオーナーによるすごいチームだよ。マイクは新たにチームに加わったばかりだけど、彼の加入がチームの将来のためになると思う。チーム全体、オーナーもマクドナルドもハッピーになることが重要なんだよ。金曜日と土曜日のどちらともトップにはなれる気がしなかったけど、今日はとても良いレースが出来る気がした。マクドナルドのマシンはかなり仕上がりが良く、アドバンテージを保つことができた。最高の優勝だよ。チームの100勝目に関わることもできて、とても誇りに思うね」
ジャスティン・ウイルソン: 「スタートではホイ−ル・スピンをしすぎてしまって、ロバートの方がきれいにスタートしていたよ。彼がとなりに見えたからね。彼がブレーキを踏んだとき、僕もブレーキを踏んで、インサイドにいたからきれいにかわすことができたよ。最初のスティントはクルージングをしているみたいで、ほんとうに良かった。マシンをドライブするのがかなり快適だったよ。第2スティントになってから最後まで思っていたよりもペースが上がらなかった。これにはちょっと驚いているけど、特別僕たちが十分な速さを持っていたわけではないんだ。それでセバスチャンがどんどん差を詰めて、2回目のピット・ストップの後に追い越されたのさ。でも、表彰台を獲得できて嬉しい。今週末、#9CDWチームのみんながすばらしい仕事をしてくれたからね。ほんとうに彼らを誇りに思うんだ。クリーブランドでも、優勝争いができると良いね」
ロバート・ドーンボス: 「今週末はスタートの仕方についてみんながかなり騒いでいたね。リラックスしていたから、僕たちは特に何かを言わなくとも普通のスタートが切れるということを証明できたよ。チャンプ・カーではかなり上手くできていると思う。ジャスティンの隣に並んだから、彼より良いスタートを切れたと思ったけど、エキサイトしすぎてシフト・ミスをしたからアドバンテージがなくなってしまったよ。チーム・クルーがピット・ストップでとても安定した良い仕事をしてくれた。そのおかげで4レースで3回目のポディウムを獲得できた。これはすばらしいことだよ。チームにとってもいいことだね。でも、セバスチャンやジャスティンと優勝争いをするには、もっとマシンを改良しなくちゃいけない。2週間で次のステップを踏むために、チームと一生懸命働いてクリーブランドではさらに強くなるよ」