NASCAR

“トヨタ カムリ”超高速バトルで手応え

<Toyota>

画像

NASCARネクステル・カップ・シリーズ
第9戦 Aaron’s 499
 アラバマ州タラデガのタラデガ・スーパースピードウェイで開催されたNASCARネクステル・カップ・シリーズ第9戦「Aaron’s 499」は、27日(金)に予選が行われ、“トヨタ カムリ”勢はD.ロイティマンが14番手、J.メイフィールドが18番手、D.ジャレットが43番手で予選を通過、3台が決勝へと進出した。
 29日(日)超満員の観衆が見守る中で決勝レースがスタートした。“トヨタ カムリ”勢最上位の14番手からスタートを切ったD.ロイティマンは18番手スタートのJ.メイフィールドと共にトップ20圏内でのバトルを展開。
 その後、ピット戦略も奏功し、D.ロイティマンは166周目の再スタート時には3位に浮上。しかし、ゴールを目前にした185周目、痛恨のエンジンブロー。無念のリタイアとなった。
 一方、J.メイフィールドも、残り1周でのスプリント勝負となったファイナルラップでの上位浮上に賭けたが、バックストレートで多重クラッシュが起き、この影響で23位フィニッシュを余儀なくされた。D.ジャレットは点火系のトラブルに見舞われレース序盤に戦線離脱となった。
 しかし、“トヨタ カムリ”は開幕戦デイトナに続くスーパースピードウェイの超高速バトルで上位争いへと加わる速さを見せ、着実に熟成プログラムが進化していることを示した。
 次戦第10戦は5月5日(土)米国東部バージニア州リッチモンドのリッチモンド・インターナショナル・レースウェイでNASCARブッシュ・シリーズとの2レース併催で行われる。

ドライバー J.メイフィールド:
「超高速のタラデガで競争力の高いレースを戦い、無事に最後まで走り切ることが出来て良かった。我々のチームは学びながら、着実に進歩している。今日、タラデガでのレースを戦えたことに満足している」
ドライバー D.ロイティマン:
「好結果が残せるチャンスだっただけに、とてもがっかりしている。チームにとっても残念な結果になってしまった。しかし、トヨタとTRD−USAの懸命な努力のおかげで、スーパースピードウェイでのプログラムは着実に進化している。上位グループで戦えたことは、7月に再び行われるデイトナ戦へ向け良い兆候だと思う」

第9戦 Aaron’s 499 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 1 24 J.ゴードン シボレー 192
2 8 48 J.ジョンソン シボレー 192
3 26 2 K.ブッシュ ダッジ 192
23 18 36 J.メイフィールド トヨタ カムリ 192
32 14 00 D.ロイティマン トヨタ カムリ 184
40 43 44 D.ジャレット トヨタ カムリ 38
選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 ポイント
37 D.ジャレット 591
38 D.ブレイニー 523
41 B.ヴィッカーズ 425
43 D.ロイティマン 348
48 J.メイフィールド 203
50 AJ.アルメンディンガー 92
54 M.ウォルトリップ*1 -27
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 78
2 フォード 53
3 ダッジ 40
4 トヨタ 27
※結果及びポイントは暫定
*1規則違反により年間獲得ポイントから100ポイント減算