<TOYOTA>
4月29日(土)、NASCARクラフツマン・トラック・シリーズ第5戦「Gateway 200」が米国中部イリノイ州マディソンのゲートウェイ・インターナショナル・レースウェイで行われた。
約1ヶ月ぶりの開催となる第5戦は、ワン・デイ・イベントとしての開催。しかし、朝から降雨に見舞われ、ジェットドライヤーカーで路面を乾燥させたものの、午前中の公式練習および午後2時から予定されていた予選は中止となり、午後3時半から公式練習のみが行われ、規定により、オーナーズポイントの順でグリッドポジションが決定された。
決勝を前にした公式練習では、J.スプレイグがトップタイムをマーク。D.ロイティマンが2番手で続き、4番手にはT.マスグレイブ、5番手にT.ボダインが付けてその好調ぶりを発揮し、決勝へ期待を繋いだ。
夕闇の迫る午後8時過ぎ、4万人の観衆が見守る中、再び降雨で濡れた路面をジェットドライヤーカーで乾かし、決勝レースがスタート。
2番手からスタートを切ったT.マスグレイブがいきなり首位を奪取。まもなくチームメイトのT.ボダインが2位に浮上すると、これにJ.スプレイグ、D.ロイティマン、D.スターが続き、“トヨタ・タンドラ”勢が上位5台を占めて序盤戦へ突入した。
その後、中盤戦まではT.ボダイン、T.マスグレイブとD.ロイティマンが入れ替わりながら首位を争い、後続とのリードを広げたが、このコースでのトラックシリーズ最多記録となる13回ものフルコースコーションが出され、その都度リードは帳消しになる大接戦となった。
しかし、速さで勝る“トヨタ・タンドラ”は着実に上位争いを繰り広げ、最後はT.ボダインがトップでチェッカー。“トヨタ・タンドラ”は160周中157周に渡って首位を維持し、トップ5を独占するという圧倒的な速さでレースを完全制覇。勝利したT.ボダインはドライバーズランキングでもトップに躍進した。
次戦第6戦は5月19日(金)、ノースカロライナ州シャーロットのローズ・モータースピードウェイでナイトレースとして行われる。
コメント
ドライバー T.ボダイン:
「今日のレースは本当に素晴らしいものだった。私の“トヨタ・タンドラ”は好調で、最後には良い結果を得られる自信があった。あとは、最後の再スタートで、ミスを犯すことなく上手くスタートを切ることだけだった。チームメイトのT.マスグレイブが後からフォローしてくれており、D.ロイティマンをパス出来るのは分かっていた。彼のように経験豊富で速いチームメイトは心強い。そして、チームにとって1−2フィニッシュという最高の結果が得られ、本当に嬉しい」