NASCAR

“トヨタ・タンドラ”4台がトップ10入り。ミシガンのハイスピードオーバルで激戦を展開。最前列スタートのM.スキナーが5位

<TOYOTA>
6月18日(土)米国北東部ミシガン州ブルックリンのミシガン・インターナショナル・スピードウェイでNASCARクラフツマン・トラックシリーズ第10戦「Paramount Health Insurance 200」が行われた。ここ“ミシガン”の2マイル(3.2km)オーバルは、昨年、第13戦で“トヨタ・タンドラ”が初優勝を果たした、記念すべきコース。前日17日(金)に行われた公式練習では、午前中のセッションでM.スキナーがトップタイムをマークするが、セッション終盤に右フロントタイヤがブローし、クラッシュ。メディカルチェックを受けたが、身体に支障はなく、バックアップカーで午後のセッションに望み、再びトップタイムをマークして翌日の予選と決勝に臨むことになった。 18日(土)の午前中に行われた予選では、バックアップカーながら2番手タイムをマークしたM.スキナーを筆頭に、トップ10に6台の“トヨタ・タンドラ”が入った。M.スキナーは、過去4レースで3回の最前列グリッド獲得と好調。
午後3時、6万人もの大観衆を前に、決勝レース(100周)がスタート。2番手スタートのM.スキナーは、14人のドライバーによって、17回も首位が入れ替わる激戦で、終始トップ争いを展開。
レース終盤、残り2周の超スプリントの再スタートでは、5位につけるM.スキナーをはじめ、トップ10内4台の“トヨタタンドラ”が首位逆転を狙ったが、その直後に他チームのエンジンブローで再びフルコースコーションとなり、そのままチェッカー。
“トヨタ・タンドラ”勢は5位のM.スキナーを最上位に、4台がトップ10フィニッシュを果たした。
次戦第11戦は、6月24日(金)米国中北部のウィスコンシン州ミルウォーキーの“ザ・ミルウォーキー・マイル”でナイトレースとして激戦が繰り広げられる。
ドライバー M.スキナー:
「残り2周で、エキサイティングなレースが出来ると期待していた。しかし、それは突然の煙に遮られてしまった。あまりに突然のことで、危うくライバル達とともに壁に接触しそうになったが、運良くぎりぎりで避けることが出来た。今日のレースはバックアップカーで戦うことになってしまったが、クルーは素晴らしい仕事をこなし、調子は良かった。右フロントタイヤの摩耗に不安を持ちながらのレースだっただけに、この結果には満足している」